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日記「怒れ、怒れ、過ぎ行く時間に」

・映画「ジョーカー」をまた見た
主人公のアーサーがお笑いショーのパブで舞台に出るシーン。本人からしたら持病の笑いで上手くジョークを言えず大変だろうけど、なんも知らん見てる側からしたら(こういう地下芸人かな?)って思いそう。

「ジョーカー」は全体的に喜劇っぽい。アーサーに没入して見ると間違いなく悲劇だけど、チャップリンも言ったように離れてみると喜劇っぽい。

それに、明確に面白く見えるように作られてるシーンがちょこちょこある。アーサーが小児科で銃を落とすシーンとか、母親が倒れた後警察に取り調べを受けるシーンで自動ドアにぶつかるところとか。シリアスなところでも何故?っていう面白を意図的に混ぜている。



・映画「インターステラー」もまた見た
SF的仕掛けも好きだけど、それ以上に地球に残った物理学者のおじいさんが詩を読むシーンが大好き。

”穏やかな夜に身を任せるな。怒れ。怒れ。消えゆく光に。”ってやつ。
クリストファー・ノーラン監督のオリジナルじゃなく、引用らしい。詳しいことは知らない。けど好き。
詩を朗読する時は静かにそれを味わうもの…みたいなイメージが自分の中にあった。
それを、”怒れ。怒れ。”と言うんだもの。衝撃です。素敵な詩!



・ネットフリッコスで映画をなんとなく見ている
もうみんなそうでしょ。倍速か、流し見で見てる。

インターステラーも一度見てるからBGVとして見てる。昔の人は考えもしなかったろうな。
劇場でじっと見る映画という創作の媒体が、家で流し見で見られているなど。

サブスク時代に最適化した映像作品は倍速や流し見でちょうど良いものがそうなんだろうけど、それって…。不健全というか、不純な気がする。
そう、わたしはもう老人老婆の域だ。時代に迎合できておらず、時代に迎合して生まれた作品をネガティブな目で見ている。

いっそ後退しきって、ディスコとか通っちゃう!?


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