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元カレとのエピソードを振り返って反省する夜

1月には2回、元カレと会った。
2回目は仕事で一緒になったときで、それまで何度もLINEのラリーをしているのに、肝心なことは全く触れることができなかった。


何で確認しなかったのだろう。


予期せぬはじまりは、不安しか感じさせなかった。


次に会うことがあると決まっているのに、相手から「好き」と変わらない態度をとられても、私は不安を打ち消すことができなかった。もともと自分に自信がなく、自己肯定感が低いのだ。


仕事で会う前に、会える時間がないか聞いたことがある。


たまたま休みになった日、元カレにLINEをした。
元カレからは今日は講師の仕事で夕方まで缶づめ、夜は別の仕事の打ち合わせがあると返信がきた。まだ独立してわずかで、いくつかの会社を一人で経営していくのには、大変な時期だと聞いていた。「45才までには不労所得を得るために、今頑張りたい」と常々言っていた。


それでも仕事で会う日、その仕事が終わってから話す時間があると、勝手に思い込んでいた私。仕事が終わって、急いで帰る元カレに電話をした。


「ちょっとだけでいいから、時間ないかな」と聞くと
「ごめん、次の打ち合わせもあるんだ」と言われた。


また今度ゆっくり飲みに行こう、と言われた。
私の心は釈然としないまま、元カレとの関係性に苛立ちを感じた。


LINEをした。この前のセックスした日について。
「聞きたかったんだけど、この前のはなかったことにしていいやつ?」


すぐに「大丈夫です(T-T)」と返事がきた。


「そうじゃないやつのか、よくわからないから、直接ききたかったのよ」
「人には心があるから、あまり簡単にしないでください」


元カレから「ごめんなさい。反省します」と返事がきた。


夕方にもう一度、LINEをした。
「LINEだとニュアンスが伝わらないから嫌なのよね。飲みに行くなら、早めに設定してくださいね」


元カレが即レス「2月1日か2日あたりはどうでしょう?」


「2日がいいです」と返信すると、「了解です。予定しておきます」と同じ時刻にレスポンスがあった。


この返事の速度を、私はよく覚えておいた方がよかったのかな。
今1月のことを振り返ると、私はあまりにも自己中心的な態度で傲慢だ。
自分の不安を消去したいがために、元カレを追い詰めているようにも思う。


深いため息をつく。
金銭感覚も合う、育ってきた環境も似ている、同じように孤独を知っている、飲食の趣向も合う、セックスの相性も合う、フィーリングも合う相手。年齢は4才年下だったが、こんなにまで相性がいい人に今後出会うだろうか。



恋愛は残酷だ。


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