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アロマセラピーとの出会い(人生の転機)3

私にとっての大きな転機になったのが、アロマセラピー(以後アロマ)との出会いです。
今回は第3回目です。イギリス生活についてです。お付き合いくださいませ。

ドーキング(イギリス人もあまり知らない町)での暮らし

住んでいたのは、ロンドンから電車で1時間以上かかる終点駅から歩いて30分以上かかるドーキングでした。ラベンダー畑などでは知っている人もいるかもしれませんが、とにかく田舎でした。日曜日は教会と小さなスーパー(午前中のみ)しか開いていません。だからこそ、勉強と気分転換の散歩しかすることがありませんでした。当時はスマホもなくせいぜいPCでメール連絡か公衆電話で国際電話するくらいしか、日本にいる家族と話すことができませんでした。

選択肢のない生活

シンプルな生活は、今思えば贅沢な時期でした。
毎日、好きなことに向き合う生活、シンプルな食事と服装、気分転換は友達との散歩とおしゃべり、ホームステー先の犬や猫、馬(初めて乗馬しました)と遊ぶ、庭の芝生での昼寝でした。
情報が少なく、選択肢が少ない生活は、心身を安定させてくれました。

楽しかったこと

夏はとにかく日が長いので、夜9時近くまで散歩を楽しむことができます。美術館博物館も無料なところが多いので、ゆっくり楽しめます。映画も学割で数百円くらいで楽しめました。芸術が身近に感じられるのはヨーロッパ文化の素敵なところです。

何より助け合える友人に出会えました。東京から留学してきたクラスメートとは、試験勉強を一緒にしたり、食事をしたりで大親友になりました。今でも良い思い出です。

辛かったこと

ズバリ、食事です。やはりフランスやイタリアより食に興味が低いのか、美味しくありません。美味しいのは植民地だった国の料理(インド料理や中国料理)でした。そして、何より日本から送ってもらったカップラーメンがご馳走でした。
日本人の友達に差し入れして、時々カップラーメンパーティをするほどでした。

20年も前で田舎だったからなのか、人種差別がかなりありました。
やはり、私は黒い髪で肌が黄色のアジア人なんだなぁと改めて自覚しました。
初めはショックを受けて落ち込んだりしていましたが、人って強くなります。
そのおかげで、日本人であることに誇りをもつことができるようになりました。

次回は、夏休みにユーロスターでフランスへ です。


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