同意書の内容が急に変わった時の対処法5選
先日同業の方からこんな連絡が来ました。
その内容は、再同意をかけた際に以前もらった内容と違う同意内容がきたというのです。
その詳細は『往診が必要ない』という内容。
訪問マッサージとしては、往療が許可されてないと、だいぶ単価が厳しくなりますよね。
もし同意書の内容が変わった場合の対処法として私たちはどうしたら良いでしょうか。
①一番最初にもらった同意書を用意する。コピーは必須
その為に、一番最初にもらった同意書は必ずコピーしておいてください。
もし最初の同意書がコピーしてあれば、それを元に病院に交渉することができます。
「以前の同意書には往診はついているのに、今回は何でついてないんですか?」という問い合わせも原本があれば話もスムーズに進みます。
これは病院にもよりますが、必ずしもドクターの先生が全て記入するわけではなく、症状や施術箇所などの印の部分は事務の方が入力をして、サインだけ先生が書くというところもありますからね。
②電話での問い合わせ
問い合わせも勇気がいりますよね。電話であれば少し気持ち的にも楽でしょう。しかし、相手も顔が見えない分強気でくる場合があります。
病院側もコピーをとっていれば問題はないのですが、そうでない場合、原本を直接みてもらうことができないので交渉も難航する可能性があります。
出来れば直接病院に行くことをお勧めします。
③直接病院に問い合わせる
先程も書きましたが、直接病院に問い合わせるというのが一番効果的かなと個人的には感じています。
先生とも直接話ができる貴重な時間です。すごく緊張するかもしれませんが、患者さんの体の情報などきちんと伝えて理解してもらえる可能性が高まります。
変更点の理由や、マッサージ、往療の必要性など冷静に話しましょう。
この時、気をつけたいのは、病院に伺う時間帯。さすがに混雑している時に、同意書の話をしにくるのは迷惑だと向こうも感じることでしょう。
一度病院に空いている時間帯を問い合わせてみましょう。
午前中であれば昼の12時ごろ、午後の診療4時ごろを目安に行くとスムーズにいくことが多いと感じます。
病院にも迷惑がかからないように配慮していきましょう。
④患者さんに再びお願いすることや書面でのお願いはNG
同意書内容が納得いかなくても、それを患者さんに再び託したり、自分の気持ちを書面に書いたものを郵送するのはやめましょう。
患者さんは同意書に関して決して詳しくありません。先生が必要ないと言ったら、大体の人はなす術がなく困ってしまいます。
先生の反応も悪いと、患者さん自身「もういいや」と諦めてしまう方もいらっしゃいます。
できるだけ患者さんには手間を取らせないようにするのも信頼関係構築の一つだと私は思います。
そして、書面もしっかり読んでもらえるかわかりませんので、確率を考えると電話なり直接話をすることが一番かなと思います。
⑤信頼作り
普段から患者さんの状態を記した報告書などを提出するようにして、話に行きやすい環境づくりも大切です。
「あ〜、〇〇さんのマッサージの人ね!いつも詳しい報告書ありがとう」と言ってくれる先生もいらっしゃいます。
私は地域の勉強会に参加したり、インフルエンザの予防接種の時に同意書をいただいている先生の病院にいき、挨拶に行っています。
顔を覚えてもらうだけでも、だいぶ先生との距離は近づくと思いますよ。
いかがでしたでしょうか。
同意書内容が急に変わったという経験がある方も無い方も参考になれば幸いです。
地域の医師会の話し合いの中で、鍼灸マッサージの保険施術の取り締まりを促すような発言も出ているところもあるみたいです。
しかし、快く同意書を書いて許可してくれている先生がいるこも確かです。
そういう先生の信頼が下がらないように、私たち鍼灸マッサージ師もきちんとした対応が出来るように勉強していきましょう。