#1 私が髪の毛を手放した理由と、今後悔してること。
今日は私が「あたまあれんじ」をはじめた日。
すなわち、解放の日。
…色々ありまして。
髪の毛と、髪の毛を触る自由を、中途半端に失った。
だから自ら手放す選択をしたよ。
バリカン登場。ジョリジョリ。
病気を理由にウィッグを手に取った私だけど、もっと早くに気付けばよかったと思ったから、来世の自分が同じ後悔をしなくて済むように、noteを始めることにした。
何に気付けばよかったの?
答えは2つ。
①ウィッグはポジティブなアイテムだということ。
②ウィッグは妥協案ではなく、選択肢だということ。
病気をしたからウィッグを手に取るという文化は、もはや古いの(`‐ω‐´)
みんな、気が付いていないだけで、電車の中や街角では自然なフルウィッグ人口が増えてきてるよ。
40歳を過ぎて、髪の毛にまったくコンプレックスが無い人なんて、ほとんどいない気がする。
・写真に映ってる自分が、おじさんかおばさんか分からない。
・白髪染めのし過ぎで、頭皮まで赤くテカテカしてる。
・薄くてぺしゃんこ。
・生え際が言うことを聞かない。
・生えぐせも、髪質も、毛量も、アホ毛も、シラガも、不満山積。
over40のみんなは、どれか当てはまる?
うん、私は全部。
たまにはウィッグもつけることもあったけど、ステロイドの副作用と更年期障害による異常発汗で、収縮がつかない。
髪の毛がずっと濡れたまま。
膠原病で、20代の初めから治療の海に浸かったままの私には、当たり前だけど、女性ホルモン(エストロゲン値)なんてとっくの昔にほぼ無!だし、HRTも適応外。
この先のスタイルをどうしようかと、本気考えていたところで、病状が急に悪化しやがった。
( ゚д゚)バカヤロー!
2021年2月のこと。
抗がん剤治療によって自毛はダメージを受け、更に、神経の病気を併発して両手が不自由になったせいで、スタイリングが思うように出来ない。
ヘアアイロンやドライヤーを使う握力が無い。
指先が熱を感じなくて危ない。
ステロイドの大量投与に、IVIg大量投与と、この先、治療が落ち着く気配がまったくと言っていいほど無い。
あら、これ、お先真っ暗よ。
不自由な手では、抜け落ちて散らばった髪の毛を拾い集める事も出来なくて・・・悔しくて、情けなくて、さすがに・・・泣いた。
その時、頭をよぎった言葉。
少し、自分を解放してあげたら?って。
仕事柄、安心して相談できるプロフェッショナルは周りにたくさんいる。
でも、その私でさえ、震えるほど不安だったんだから、初めて脱毛に直面した人たち不安はどれほどかと思う。
今まで、さんざん「泡洗顔が大事だよ!!」って生意気にも指導を続けてきてたけど、自分の手が不自由なって、泡づくりさえ出来なくなった。
これまで指導を受けてくれていた人の中には、手にしびれや後遺症が残っていた患者さんもたくさんいたんじゃないかと思う。
今まで無視してきてたんだね・・・自分。
って、末梢神経障害の当事者になって初めて気が付いた。
20年以上難病患者やってきて、なんかどこか、知った気になっていた自分が、情けないし、恥ずかしい。
世の中には、病まない雨もあるんだね。
その雨の中、傘を上手に使いながら生きている人たちがこんなにたくさんいたなんて・・・。
くよくよしてても何も進まないから、「また一つ、気が付けたこと」に感謝しつつ、次に繋げてゆくよ!!
フルウィッグに話を戻そう
フルウィッグを自然に見せるコツや、汗対策とかは色々あるけれど、細かくはこれからこのnoteを通じて、私なりに解りやすく、一つずつ丁寧にお伝えしていこうと思う。
(初めましての方は、いきなり顔出しごめんなさい。アップがあまりに耐え難いので、う◯子のっけときました。)
スタンダードなスタイルが決まったら、あとはヘッドアクセサリーやスカーフやターバンで好きにアレンジをしながら、自由に楽しく快適に過ごせばいい。
それだけ。
悩む必要なんて無い。
頭頂部や後頭部の毛量や白髪の悩みだけであれば、トップピースとかもいいと思う♡
もっと早くに気付けばよかった
こんなに楽ちんでお金もかからず簡単なことを、なぜ今までライフスタイルにしてこなかったのかと、心底思う。
髪は女の第二の命?
いつの時代のことわざですか?
だったら、もっと自由に美しく魅せればいい。
なんだか、見えない常識という呪縛にとりつかれてたような気分。
でも、私がこう思えたのは、やっぱり、自然なフルウィッグって実在するんだって気が付かせてくれた仲間や、美容師さんたちの存在が一番大きい。
つまりは、情報。
知れたから、こうなりたい!って思えたし、逆に、これはヤダ!とか、判断できるようになった。
ここは私のライフワークの場。
noteでは、私なりの「あたまあれんじ」をたくさんご紹介していこうと思います。
やり方とか、買ったものとか、買ったお店とか、美容室などの情報とともに、忖度無く、正直に。
これからは、性別も年齢も垣根無く、個々のスタイルの多様性を認め合う時代。
私たち、この時代に生きてよかったね!
遂に、解放の刻が来たよーっ!
公私共に私はいつだって更年期女子のミカタ。
病気とか病気じゃないとか関係無く、悩んでいるなら、一人で悩まないで、私で良ければ気軽に相談して欲しい。
さいごに
私のライスワーク(お仕事)や病気について
知りたい方のみ、こちらへどうぞ。
またね🐰
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