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244.「がんばれ日本」の権利はだれのものになったの?ドクータ中松さんじゃあない?


1.がんばれ日本はだれのものになったの?
毎月発行している会報に商標を使用していた発明家のドクター中松さん~


中松義郎 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より


 随分前に、こんな事件があった。
でも、その後はどうなったんだろう?

2003年(平成15年)10月16日、「がんばれ日本」はドクター中松のものと認められた。

最近では『阪神優勝』、『巨人優勝』という商標権が問題になっている時期に少し霞んでしまったかもしれないが、今度は日本オリンピック委員会がまさかの敗訴となった。

『がんばれ日本』という文字を含む商標権を持つ発明家のドクター中松 (中松義郎)さんが、日本オリンピック委員会(東京)の請求で商標登録を取り消しとした特許庁の審決を取り消すよう求めた訴訟の判決で、東京高裁は十六日、中松さんの請求を認めた。

判決によると、中松さんは1994年に「フオルッアジャパン」と「がんばれ日本」二段で横書きした商標を特許庁に出願し、九八年に登録した。

しかし特許庁は2000年、オリンピック委員会の請求に基づき「登録前の3年間、指定商品の『印刷物』で商標を使用していない」として登録を取り消した。

東京高裁の山下和明裁判長は。中松さんが主催する会が、ほぼ毎月発行していた会報に商標が使用されていた」との事実を認め「審決は誤りだった」と判断した。

オリンピック委員会は1979年以降「がんばれ!日本」の標章を先取強化キャンペーンなどに使用し、企業からの協賛金を得ていた。

しかし、2005年になって、
 
 H23年5月NEWS 「がんばれ日本」この言葉は、ドクター・中松が創案した商標で1994年出願1997年登録。
(財)日本オリンピック委員会は1998年より使用。
「がんばれ日本」は、ドクター・中松が創造者です。

だが…。



2.勝手にホームページで映画を公開
  著作権法違反で少年ら二人逮捕


 
2003年(平成15年)11月27日。映画や音楽を無料でダウンロードできるデータ共有ソフト「winny」を使って、インターネットで映画などを公開したとして、京都府警ハイテク犯罪対策室は、群馬県高崎市飯塚町の自営業者(41)と松山市の少年(19)を著作権法違反(公衆送信権の侵害)容疑で逮捕した。winnyは、暗号化したデータをネットで個人のパソコンを経由してやり取りするため、発信源などの特定が困難なソフトで、この摘発は全国で初めてのこと。

調べによると、容疑者は2003年9月25日ごろ、winny経由で、自宅パソコンから米映画「ビューティフル・マインド」を、少年も同じように、同十二日ごろ、任天堂のゲームソフト「スパーマリオ・アドバンス」を自動送信できる状態にし、著作権を侵害した疑い。

二人は「ネット会社で認めてもらいたかった」などと、容疑は認めている。
winnyは制作者らのホームページ(HP)で無料配布されていたが、有料、無料に関係なく、11月27日、国内の制作者も家宅捜索し、HPも閉鎖された。
 
 


3.矢沢永吉コンサート隠し撮りビデオ販売
矢沢さんの著作権管理会社が告訴、販売していた男が逮捕される


 
人気ロック歌手矢沢永吉さん(当時54)のコンサートを隠し撮りし、ビデオテープを販売していた男が逮捕された。2003年10月22日、大阪府警生活安全特捜隊と茨木署は著作権法違反容疑で同府茨木市の自動車販売業の男性(三四)を逮捕。この男性、「自分も矢沢さんのファンで、ファン仲間とやりとりして映像を手に入れた。
昨年30人〜50人に売り、約100万円の売り上げがあった」と供述。

調べでは、この男性容疑者は矢沢さんのコンサートを隠し撮りしたビデオテープを複製し、インターネットオークションに出品し、2003年2月と3月、埼玉県の女性会社員(48)ら2人にテープ3本を計9000円で販売した疑い。

矢沢さんの著作権を管理している会社が7月、茨木署に告訴していた。
同隊では茨木市内の容疑者の事務所から同様のテープ約100本とCD約200枚を押収した。




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 ※注 この著作権noteは1999年からの事件を取り上げ、2000年、2001年と取り上げ続け、現在は2002年に突入。今後はさらに2003年から2020年~2022年に向けて膨大な作業を続けています。その理由は、すべての事件やトラブルは過去の事実、過去の判例を元に裁判が行われているからです。そのため、過去の事件と現在を同時進行しながら比較していただければ幸いでございます。時代はどんどんとネットの普及と同時に様変わりしていますが、著作権や肖像権、プライバシー権、個人情報なども基本的なことは変わらないまでも判例を元に少しずつ変化していることがわかります。
これらがnoteのクリエイターさんたちの何かしらの参考資料になればと願いつつまとめ続けているものです。また、同時に全国の都道府県、市町村の広報機関、各種関係団体、ボランティア、NPО団体等にお役に立つことも著作権協会の使命としてまとめ続けているものです。ぜひ、ご理解と応援をよろしくお願い申し上げます。
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