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親友と言えなくて

今だに疑問なのは、


親友だよね!


と、言われて、すぐ返せなかったこと。


親友じゃない。


とまで言ってしまい、泣かせてしまったこと。


これは、深く記憶に残っています。


やっぱり、正直すぎる私が悪かったのかな、


とか、


合わせて、そうだよねって言えばよかったのかな、


とか、いろいろと思うんですが。


問題は私の中の不純な気持ちが膨れ上がっていたという事実なんです。


だから、素直に彼女のことが好きになれなかったのです。いつもいっしょでも。いつもいっしょだからかもしれないですね。


疲れてたのは事実です。


でも、私が疲れてたりイライラしてることにあまり気付いてなかったり。


とは言っても大もとは、自分の気持ちがどうかってことなんです。大学卒業で離れることを喜んでました。やっと自由になれるって。


それで、つきあいが終わったわけではないです、腐れ縁みたいでした。


助けてもらった感謝もたくさんあるけれど、不快な方が多すぎて、やってけないという気持ちが強かったです。


会わなくなってから、年賀状だけになって、未来に笑顔で会ってるとこをまったく想像できないのです。会っても私、きっと笑ってない、ぜんぜん。


仕方なかったとしかいいようがなく、数年前まで贈り物が毎年届いてましたけど、それをお断りしてお付き合いも終わりにしたいことを手紙で伝え、お礼といっしょに送りました。


はっきりさせないと、伝わらない時があって、そんなときに言葉の重さ、必要を感じます。


今思えば、それだけ若い頃からのお付き合いだったし、それだけの深い御縁があって、学びがあったんだと思います。彼女とはどちらかといえば、正反対のタイプだったから、余計に受け入れるのが大変だったんです。


正直いって、長年の荷が降りました。つきあいが終わって、どれだけ心の垢を落とせたか。脱力でした。


こんな卒業も、ありました。


こうやって、前へ進むのです。それしかなかったのです。


それでは、またお会いできますように。
ありがとうございました。


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