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地域・行政ピックアップ 記事まとめ

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地域に関連する、さまざまなジャンルのすてきな記事をまとめるnote公式マガジンです。
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2022年2月の記事一覧

餃子のまちに住んで、餃子を焼く楽しさを知る

宇都宮に移り住んで、まもなく12年になります。 独立したばかりの彼(のちの主人)の力に少しでもなりたいと、保育士を辞めてこの街に飛び込みました。家族も、友達も、知り合いも誰もいない、初めての街。最初は不安と寂しさでいっぱいだったけど、次第に居心地の良い場所になっていきました。 宇都宮に住み始めてよかったことがたくさんあります。 細々ながらも仕事が順調なこと。栃木県の自然や歴史に触れることができたこと。新鮮な野菜や果物がすぐに手に入り、食生活がゆたかになったこと。 また、

風情あふれる瀬戸内・歴史の町にVCがやってきた!

ベンチャーキャピタル(VC)のサムライインキュベートが広島県に新しい拠点を設立しました。 オフィスに選んだのは、なんと「たけはら町並み保存地区(広島県竹原市)」にある重要伝統的建造物です。 その昔、製塩業で栄えた商家が軒を連ねる風情あふれる町並みは、瀬戸内が誇る観光地の一つです。 近くにはニッカウヰスキーの創業者・日本のウイスキーの父と呼ばれる竹鶴政孝氏の生家で、現在もすばらしい日本酒を世に送り出している竹鶴酒造があります。 歴史を重んじる町の建物がオフィス用に提供された

灘五郷酒所 あたらしい日本酒ツーリズムの誕生

▶エリア:兵庫県神戸市 ▶文化財カテゴリー:食文化(日本酒) ▶事業名:灘五郷初!後継者を育成する灘の日本酒ルーツツーリズム 灘五郷  兵庫県灘沿岸部に位置する、西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の5つの地域からなる日本を代表する酒どころが「灘五郷(なだごごう)」だ。  その歴史は古く、室町時代から記録があり、江戸時代では隆盛を極め、その発展は現代まで続いている。日本酒に詳しくない人でも名前を知っている大手酒造メーカーのほとんどが灘五郷に集結しており、今日でも生産課税出

第3村のモデル地になった車両基地へ取材に行ってきました

東海道線掛川駅と新所原駅をつなぎ、浜名湖の北側を通る天竜浜名湖鉄道(以下、天浜線)。その路線では、2021年の秋から、アニメ「エヴァンゲリオン」のラッピング列車が走っています。 ラッピング列車が走ることになったきっかけは、天浜線の天竜二俣駅が、映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に登場する「第3村」のモデル地の一つとなったこと。映画の公開以降、天竜二俣駅には多くのファンが訪れています。 今回は、広報はままつの取材で天竜二俣駅に行った際の写真を中心に、天浜線の魅力を紹介しま

墨田区の魅力【写真20枚】

昨年応募していたフォトコンテストの結果報告および、居住地である墨田区の魅力を写真で紹介していく。 フォトコンテストの結果が出た昨年応募していた「写真でつながる墨田区フォトコンテスト2021」から連絡が。 4つの部門で10名が選出、入選すると「すみだカメラ部10選」に認定されるというもの。 私は「すみだNEXT GENERATION部門賞」に入選。 写真はこちら↓ 鉄道×街をテーマに撮影しているため、この受賞はとても嬉しいものとなった。コメントにも書いているが、墨田区在住

海士町の自然、食材、仲間。すべてがチームとなって届ける学校給食

昭和57年4月から始まった海士町の学校給食。海士中学校に隣接された海士町学校給食共同調理場(以下 海士町給食センター)から、出来立てほやほやの給食を小中学校に届けています。 海士町の学校給食は、小学校2校、中学校1校 約220食提供されています。栄養満点!ボリューム満点!の学校給食。海士町の給食の取り組みや想いをお聞きするべく、海士町給食センター栄養士の小田川さんにお話を伺いました。   給食には物語がある給食はどこか特別で、大人になっても話題になるもの。小田川さんは、こ

変わりゆく朝の渋谷を撮り歩いた話【写真30枚】

この工事はいつ終わるのだろうか。渋谷駅周辺の再開発工事が始まってから20年。一向に終わる気配が見えない。 2000年に渋谷マークシティが開業。以後、渋谷駅周辺の再開発が進んでいき2019年にはまだ記憶に新しい渋谷スクランブルスクエアが誕生した。この再開発プロジェクトは今のところ2027年以降のリニア中央新幹線が開業するまで続いていく見通しだという。 そんな再開発工事の裏では二度と見ることができなくなった景色がある。 昭和26年(1951年)には渋谷の東横百貨店の屋上と玉電

初投稿から1年。「かけあわせ」を意識したnoteを振り返る

名古屋市広報課の丸澤です。 市公式noteの初投稿の記事、2021(令和3)年2月10日に自己紹介記事を投稿して1年が経過しました。 今回の記事で記念すべき50本目です。 平均すると月に4本あげていますが、当初は月に2~3本掲載できればと思っていたので、取材にご協力いただいた皆様には感謝しています。 noteを始めた理由は先ほどの記事にも書いていますが、 ・紙媒体では文字数の限界 ・放送では時間の限界 があり、どうしても情報をカットせざる得ないことがあり、 「発

50周年を盛り上げる庁内報 その名も『Haruiwa Times』

春日市職員の50周年への機運を高めるために、職員向け広報誌(庁内報)を制作したことについてお話したいと思います。 こんにちは。プロジェクトメンバーのタケゾエです。 最近仕事終わり夜道を歩きながら、周りに人がいないときちょっとだけマスクを外してみるんですが、冬の匂いの中にも少し春の訪れを感じる気がします。 マスクをするようになって、四季の匂いを感じる機会がうんと減ってしまい、もはや懐かしい匂いになりつつありますが・・・ 今年も春がやってきますね。 さて、私たちプロジェクト

まちとひとの接点をつくる建築家が「宝島」と呼ぶ、岡山の魅力と課題と可能性

こんにちは!お久しぶりです。岡山へ移住して今年でまる10年になった、ココホレジャパンのライター、アサイアサミです。 昨年、岡山の市街地(=マチナカ)の愉しみをつくっている人たちのインタビューを通してエリアの魅力を言語化してきましたが、その第2弾をはじめます! 今、感染症対策でひとの行き来が制限され、マチナカは、これまで以上に、ここに暮らすひと・働くひとが中心となった場にシフトしています。 そんな岡山ですが、コロナ前と同じく、いやそれ以上に、このマチナカに愉しみが増えてい

宮崎市がぎょうざ日本一になって、戦国時代が始まる

本日、2021年の家計調査が発表されました。「ぎょうざ」の結果はこちら 支出金額では、2位の浜松市と456円差、3位の宇都宮市1,055円差という、圧倒的な差をつけて宮崎市の1位でありました。 過去20年以上、ぎょうざ支出金額1位は宇都宮市と浜松市で競われてきたものが、ついに宮崎市が1位を奪取しました。宮崎市民の皆様、おめでとうございます。 宇都宮市と浜松市が減少傾向となっていたところに、宮崎が右肩上がりで追い越したという感じです。 宮崎市の本当に面白いところは、食費の中

【瀬戸の招き猫】1000年超の陶都は猫の町?(愛知県瀬戸市)

日本全国の“地域の宝”を発掘する連載コーナー「地元にエール これ、いいね!」。地元の人々に長年愛されている食や、伝統的な技術を駆使して作られる美しい工芸品、現地に行かないと体験できないお祭など、心から「これ、いいね!」と思える魅力的なモノやコトを、それぞれの物語と共にご紹介します。(ひととき2022年2月号より) 「瀬戸は招き猫のふるさとのような場所なんです」。そう教えてくれたのは陶磁器メーカー「中外陶園」の井上美香さん。聞けば、明治30年代*に日本で最初に招き猫の量産を始

働く街をもっと好きになるために、街の温度を上げてみる【グッドデザイン賞受賞者に話を聞いてみた】

こんにちは!グッドデザイン賞事務局の塚田です。 今回の「グッドデザイン賞受賞者に話を聞いてみた」は、2021年度グッドデザイン金賞受賞作「都市におけるセンターオフィスの再定義 [THE CAMPUS]」のデザインを担当したコクヨ株式会社の鷲尾有美さんにお話を聞いてみました! THE CAMPUSとは?THE CAMPUS(ザ・キャンパス)は、JR品川駅港南口から徒歩3分の場所にある、築40年の自社ビルを大胆にリノベーションし、「都市におけるオフィスの未来像」として作り上げ

濱野皮革工藝のバッグ工場を見学!ふるさと納税で大人気の秘密とは?!

やまゆり公園の隣にある、濱野皮革工藝(はまのひかくこうげい)。門の前を通りかかったことがあるという人も多いのではないでしょうか。 その敷地内に、御代田町のふるさと納税の返礼品で常に売り上げ上位に君臨するバッグが作られている工場があります。 1880年創業。2022年で142周年という歴史を持ち、日本の皇室をはじめ世界のロイヤルファミリーにも愛用いただいているバッグブランド、それがHAMANO。 濱野皮革工藝のバッグ。噂には聞いていましたが、素敵なハンドバッグに似合う服なん