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地域・行政ピックアップ 記事まとめ

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地域に関連する、さまざまなジャンルのすてきな記事をまとめるnote公式マガジンです。
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2021年9月の記事一覧

「ブラックモンブラン」は、なぜ九州民のソウルフードになったのか? 竹下製菓の社長に聞いてみました【前編】

佐賀県民のみならず九州民のソウルフードといえば? そう問われた際、多くの人が名前を挙げるのが、バニラアイスをチョコレートとクッキークランチでコーティングしたアイスクリーム「ブラックモンブラン」です。 佐賀県といえば、もともと長崎からの砂糖の道・シュガーロードが有名ですが、竹下製菓も元は、現在佐賀銘菓として知られる「丸ぼうろ」の原型である「ぼうろ」などを作る菓子メーカーだったとか。そこで前編となる今回は、竹下製菓の竹下真由社長に、今年で誕生から52年を迎えるロングラン商品「ブ

つくばワイナリー|風光明媚な筑波山の麓で、土地にあったワインをつくる

筑波山の南麓、ローカルな町並みから山裾の方に車で登っていくと、突如あたり一面にブドウ畑が広がります。 これは2013年に誕生した「つくばワイナリー」のブドウ畑です。2019年には、醸造所も完成して、より本格的なワインづくりが始まりました。「茨城で、ワインをつくってるの?」と驚く人も多いとは思いますが、日本で最初の本格的ワイン醸造場の「牛久シャトー」が茨城県にあるなど、実はワインの産地でもあるのです。 つくばワイナリーを運営するカドヤカンパニーの専務取締役である岡崎洋司さん

自由で、特別なサウナ体験を、結城の町で。旧呉服店の庭に佇む蔵『KURA SAUNA』。

 『より自由で、より特別な、サウナ体験』をテーマに、茨城県結城市にて2021年5月にオープンした『KURA SAUNA』。ここでは、築90年を超える旧呉服店の庭にたたずむひとつの「蔵」をリノベーションして作られたという『KURA SAUNA』の魅力をご紹介します。終始『結城の町で良かった』と話してくれた同店オーナーの早川さんに、インタビュー形式でお話をうかがいました。 全国に3つしかない、「蔵 × サウナ」の掛け合わせ 早川修平さん 株式会社ジョン・ゴーマン 代表取締役

村上春樹、山崎豊子、小川洋子…。多くの文豪が愛した西宮、芦屋を歩く

こんちにちはド・ローカルです。 すっかり秋めいてきました。文学の秋。ノーベルの秋です。今回は「文学」を切り口に、多くの文豪たちが愛し、居住してきた西宮、芦屋の街を紹介したいと思います。 この時期、毎年のようにノーベル文学賞候補に名前が挙がる村上春樹のデビュー作の舞台は芦屋でした。「細雪」の谷崎潤一郎、「砂の城」の遠藤周作、「火垂(ほたる)の墓」の野坂昭如のほか、山崎豊子、小川洋子、宮本輝など、数多くの著名作家たちが西宮、芦屋を小説の舞台として描いてきました。

懐かし道民スイーツ『ビタミンカステーラ』を久々に食べてみた

この、昭和なパッケージ 初めてみただけでも、郷愁を誘う懐かし感あるでしょ? この前の 『マツコの知らない世界』 夜の9時から、怒涛の炭水化物連続で正直困ったわぁ 全部美味しそうだったけど、秋田県のたけや製パンの 『コーヒー』ちょっと何なのあのパン!!! 食べてみたくてテレビの前で悶絶よ〜 同じ症状の人、全国で多発してたんじゃないかな… そう ゴスペラーズの酒井雄二さんが 『ローカルパンの世界』 を紹介していたのですが、酒井さんって声も良いしめちゃ爽やか

vol.17「勇気を出して、一歩踏みだしてみて」四季活魚の宿 紀伊の松島・大西孝政さん

意外かもしれませんが、実は、僕は刺身が苦手だったんです。 生臭さが苦手で、食べられるようになったのは大学生の頃だったかな。 そんな自分だからこそ、新鮮さや旬には特にこだわっています。 たまに「刺身が苦手」というお客様がいらして「今日初めて食べられました!」というお声をいただくことがあります。 そんな時は「いいものをお出しできたんだな」と思って、嬉しい気持ちになりますね。 「きほくる | 紀北町魅力ナビ」にお越しいただき、ありがとうございます。 今回の「しごとカード

奇跡のローカルメディア「うれしの元気通信」編集長が語る"継続"秘話

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 嬉野市には、地元住民に愛されるローカルWebメディア「うれしの元気通信」があります。 かれこれ約10年継続されているWebメディアです。ぼくは最初に嬉野へ取材へ行く準備をしている時、この「うれしの元気通信」を見つけ、更新頻度の多さに驚きました。 「何をモチベーションにこんなに更新しているのだろう

秘密のミヤヅミンSHOW!宮津の“ご当地あるある”

天然の良港をもち、美味しい食材と豊かな自然に囲まれた宮津。日本三景「天橋立」は有名な観光地! そんな宮津で暮らす人たちが子どもの頃から当たり前だと思っていた習慣や環境。ウソかホントか宮津の“ご当地あるある”に注目してみました。 飲み会といえば公民館 祭りが近づくと宮津の男は忙しい。昼は汗水垂らして働いて、夜は度々祭りの「寄り合い」に参加するからだ。多い時は週3日、公民館で集まりがある。これは決して飲み会などではない…。ただ、念のためお酒とつまみは持って行く。 ナマコをく

最高のパフォーマンスを今年も披露した東温高校体育祭2021レポート

どうも!体育祭のマスク焼けが少しずつ治ってきた広報担当小出です。 まず開催に感動! 「体育祭だけは生徒たちにやらせてあげたいと、先生方が例年にも増して話し合いを重ねてきました」 校長先生がお話しした通り、今年は限られた種目以外のマスク着用、手指消毒、場内アナウンスなど感染対策が行われる中で東温高校体育祭2021が開催されました。 125m走 東温高校はハーフパンツの色で学年が分かります。えんじ色は1年生。 入学した時に決まる色分け。去年の卒業生がえんじ色だったので

東京から1時間!アクティビティの聖地「群馬・みなかみ」で自然と温泉を満喫しながら1ヶ月半生活してみた

国内を転々と移動するノマド生活を送っておりますが、今回は2021年の6~8月にかけて滞在していた群馬の「みなかみ町」について書いてみました。 みなかみに来たきっかけ 移住関連の情報収集に使っている「SMOUT」というサービスを通して、みなかみのことや、みなかみにちょうどオープンしたばかりのコワーキング兼ゲストハウスがあるということを知り、次の滞在先として決めました。 あとは、このときにZoomでいろいろと町の情報を教えてくださったお二人がすごく親切でノリも良かったので、実

もし町役場にデザイン部署があったなら・・・ ミヨタデザイン部のはじまり。

こんにちは。ミヨタデザイン部です。 「もし町役場にデザイン部署があったなら…」そんな視点で街を見つめ直し、御代田町(みよたまち)とゆかりのあるクリエイターが町を活性化させるためのプロジェクト〈ミヨタデザイン部〉。 このたびnoteをはじめることにしました。 メンバーと地元のキーパーソンとの対談、ワークショップの告知やイベントレポートなど、御代田町での暮らしや活動を身近に感じてもらえる記事を掲載していく予定です。 手始めに御代田町のご紹介から。長野県御代田町は人口は1万

自由に生きる人のためのニットを。群馬県太田市生まれの“芽吹く”アパレルブランド

自分自身が生まれ育った土地には、誰しも少なからず成長の過程の中で影響を受けているのだなと思うことがあります。 言葉や食などの目に見えるものから、文化や価値観などの触ることはできないものまで……土地が人に与えてくれる力は想像以上に大きいのかもしれないと感じるのです。 群馬県太田市で事業を営む二人の若者を知ったとき、彼らもまた自分の根ざした土地へのアイデンティティを胸に生きているように感じました。そして、それがどうしようもなく誇らしく、たくましく見えました。 太田市で古くか

「子どもが主役の学び」への挑戦 「GIGAスクール構想」

教育長の岩岡です。 2021年。 日本の小・中学校の教室が大きく進化しました。 「GIGAスクール構想」により、各教室にインターネット環境が整備され、全ての子どもに端末が配付されました。 本市では、それだけにとどまらず、iPad端末での個々の学びを共有し、みんなの学びにつなげる電子黒板(写真)を全ての普通教室に設置しました。 さらに、習熟度や苦手なポイントを自動的に分析し、適切な学習を提案するAIドリルの導入や、デジタル教科書を電子黒板に映した分かりやすい授業づくりを進

真鶴出版の川口瞬さんと語る私たちが暮らし観光案内所を始めた理由

ここは、佐賀の暮らし観光案内所。 佐賀県に暮らすプレイヤー5人が、20市町に住んでいる「人」を訪ね歩いたダイアログ。主役はその土地で暮らす人や生活だ。私たちは、地域に生きる人たちと「友達」になれるような観光を「暮らし観光」と呼び、地元目線で案内してもらった町歩きでわかったことをみなさんに紹介していく。 今回はいつもの発信とはちょっと変えて、メンバーの座談会をお送りする。案内所メンバーがなぜこの「佐賀の暮らし観光案内所」を始め、取材を通して何が見えてきたのか。そしてこれから何