見出し画像

パリでの出会い

一つ前のnoteを読んでくださった方はご存知の通り、私はパリに到着した日にスリに遭った。

あまりにも一瞬の出来事で気づかなかったほど。しばらくショックから立ち直れなくて、帰国日を早めようかとまで考えた。しかし、ここまで来たのだからと1週間パリに滞在した。

日々、パリの治安の悪い地域やホームレスの生き様など洗練されたイメージとは裏腹にダークサイドを目の当たりにした。
でも悪いことばかりではなかった。

宿泊先のオーナーさんはカタコトの英語で一生懸命私を慰めてくれた。ここまでよく来たねって、怖かったよねって。抱きしめてくれた。もう大丈夫だよって伝えてくれた。実のおばあちゃんかと思うほどに温かくて、思わず涙が溢れた。

私の大好きなブランド、アニエスベーの店舗を訪れると日本人スタッフの方と出会った。思わぬ出来事に見舞われたことを話すと、残りの日々が有意義になるようにと色々とパリのことを教えてくださった。

携帯を買ったお店で出会ったスタッフの方も
フレンチレストランのオーナーさんも
セーヌ川クルーズで出会った人たちも気さくで
幸せな気分になった。

エッフェル塔や凱旋門、ノートルダムにルーブル美術館。パリの景色は言うまでもなく美しかった。

焼きたてのクロワッサンやバケット、今までに見たことのない大きさのマカロン、Flanというお菓子、クルド人の作るサンドイッチ、本場のフレンチ…
街は美味しいもので溢れていた。

パリの旅行を通して、日本の平和さを改めて実感したと同時に人の温かさや本当のパリを体感することが出来た。

人生でもう一度行きたいかと聞かれたら迷うところだけれど、旅行で訪れるには素敵なところだった。

パリに行かれる方、スリには気をつけながら街並みや食、芸術を堪能してきてください。

みなさんが幸せな思い出とともに帰って来れますように。

この記事が参加している募集

この経験に学べ

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?