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初めてのチャレンジ、ということ

私は今年で29歳になります。
もう30歳も目前ですね。随分と長く歩んできたなと思います。

20歳になった日の事、今でも覚えています。
大人になったんだということを実感したくて、
地元の駅にある小さなコンビニでドキドキしながら

「〇〇番のタバコ、1つお願いします」

と言いました。

レジのお姉さんは私をじっとみて、年齢確認の出来るものはないかと聞いてきました。
免許証を見せて、見事な3度見をされたあとに

「今日が誕生日なのね!」

と驚かれたのは記憶に鮮明です笑

結局そこから数年間タバコにハマってしまったので
あの日のチャレンジは若干後悔したりもしましたが…
それでも初めてのチャレンジというのは楽しいものだと思いました。


Twitterで交流がある方の中で
お名前は出せませんが、頻繁に色々な所にでかけたりして
その体験をシェアしてくださる素敵な方がいます。
リアル・インディ・ジョーンズのような人物です笑

その方のツイートを眺めていると、やっぱり思うわけです。
「自分はこのままでいいのだろうか」って。

私は20歳で社会に出たので
そこから今まで約9年間も社会に揉まれ続けました。
そんな中で、いつの間にか
初めてのチャレンジというものをしなくなりました。

仕事をして勉強して寝るを繰り返し、
休日は近所のショッピングセンターか映画館で時間を潰し、
いつも行くチェーン店でいつものメニューを食べて終わる。
そんな感じになっていました。

モヤモヤが取れないまま迎えたある休日
以前から気になっていたけど中々入る勇気が出なかった個人経営の喫茶店に、思い切って飛び込みました。
普段行くコーヒーチェーンとはまた違った味、
また違った雰囲気、
そして優しいマスターとの会話。

あ、初めてのチャレンジってこういうのでいいんだ!
なんて思いました。

海外旅行に行かなくても
月に行かなくても
スカイダイビングをしなくても、

小さなチャレンジでしたが、
その休日は確実に私の中で大きな変化になりました。

それ以来、何をしようかと迷った時は
「やったことがないこと」という指標で
動くようになりました。

本当に些細なことばかりです。

アニメみたいなピクニックをしてみたいなと思っていたので
大きな公園でご飯を食べてみました。

昔から気になっていた観覧車に乗ってみました。

ちょっとお高いホテルのレストランだけ利用したりとかも。

なんだか人生が楽しくなってきました。

昔から私を知っている方はご存知かもしれませんが
社会にでてから結構な期間をうつ病治療に費やしました。
人生ってつまんねーな。
「生きてるわけじゃない、死んでないだけだ」
なんて言葉があるけどまさに私の事だなって。

そんな事を思っていました。

でも最近は週末が待ち遠しいです。
人生がつまらないなって方は、帰宅する道をちょっと変えてみるとか、お仕事のあとにちょっと寄り道してみるとか、それくらいでいいです。
なにか初めてのチャレンジをしてみませんか?



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