マガジンのカバー画像

ジャズ 記事まとめ

640
ジャズのアーティスト・楽曲について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#jazz」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
運営しているクリエイター

2023年6月の記事一覧

今日のジャズ: 6月29&30日、1994年@モントリオール

June 29 & 30, 1994 “It's Me O Lord, Standing In The Need Of Prayer” by Hank Jones & Charlie Haden at Radio Canada Studio B, Montreal, Canada for Verve (Steal Away) 「癒し」と「安らぎ」を欲した時に聴くアルバム。アルバム名の副題、主に黒人の霊歌「スピリチュアル」に根差した、黒人ピアノのハンクジョーンズと白人ベースの

23/6/24 セットリスト@Donna Lee(西成),Beehive(京橋)Panonica

6/24(土)はダブルヘッダー。西成の【Donna Lee】と、京橋の【Beehive】でライブでした。少し体調が良くなかったですが、なんとか乗り切った…! 15:00~ Donna LeeDonna Leeはピアノトリオのライブ セットリスト 1st Driftin' How My Heart Sings Panonica When Summer Comes Donna Lee Panonicaはセロニアス・モンクの曲。パノニカは女性の名前で、ビバップ期の

アシッドジャズ前夜 英国に漂うジャズの気配【前半】

あいも変わらずレコードを買っているが、あの頃レコードは中古レコードを掘るというより届くものだった。そう新譜のそれは遥々英国から。ラフ・トレード、チエリィ・レッド、クレプスキュール、コンパクト、エルなどのインディーレーベルたち。かって小西康陽さんが黄金時代と語ったニューウェーブの時代。 思えば、1980年代、あの頃、音楽マニアは何を基準にしてこれらレコードを買っていたのだろうか。もちろんネット情報などない時代。雑誌、もちろんそういった雑誌もあることにはあった。だが、それら新譜の

ジャズ記念日: 6月25日、1961年@ビレッジバンガードNY

June 25, 1961 “My Foolish Heart” by Bill Evans, Scott LaFaro & Paul Motian at the Village Vanguard, NYC for Riverside (Waltz for Debby) マンハッタンの六月の雰囲気を味わいたければこのアルバム。緑の息吹が際立つこの爽やかな季節のジャズクラブだからこそ生まれたと考える屈指の名演。ビルエバンスのトリオも新緑の活力を感じていただろうし、観客も昼の公

【ジャズ喫茶】横浜中華街マシュマロレコード上不さん

皆様お世話になっております、株式会社okidesignの沖田純之介です。 私の自己紹介は以下にリンクしてあります。 2023年6月23日 上不プロデューサーと20年ぶりにお会いしたと呟きに書きましたが、カレンダー見たら2009年10月30日が最後でした。なので14年ぶりにお会いした事になります。 杉田劇場 この2009年10月30日というのは、横浜磯子区民文化センター杉田劇場でライブがありまして、この録音を上不さんの横で見学させて頂いておりました。この録音されたものは

コラム:6月の京都で考えたこと(4,000字)

6月半ば、京都に行ってきました。 金曜日に京都産業大学で「現代のジャズ・スタンダード」というお題の講義を行って 土曜日にHachi record shop and BarでDJをやって 日曜日にbar黒茶屋で選曲(=出張ジャズ喫茶)をやって という三日間でした。

7インチ盤専門店雑記280「ハワード・マギー」

最近時間感覚がバグっているようでいけません。ヘッダー写真の2枚のLP、ブルーノートの5000番台の再発シリーズで、10インチ盤2タイトルを1枚に突っ込んだものなんですけど、1983年頃に発売されたものです。 アナログレコードでお聞かせするラジオ番組を企画する中で、50年代60年代の盤は要注意、70年代はものによるので頑張ってフキフキ、80年代は比較的新しいので概ね盤質良好、といった感覚でおりました。実際保有しているレコードの状態はそんなところです。でも、よくよく考えると、1

Flamenco Sketches

Miles Davisのアルバム『Kind of Blue』、side2の最後の曲(といっても'All Blues'(かっこいい)との2曲だけの収録)「Flamenco Sketches」をコラージュの作品にしてみました。 https://minne.com/items/36934008 海外の古いファッション雑誌から、いろいろな種類の色や文字を切り抜いて貼り、作品にしています。この曲「Flamenco Sketches」の穏やかさが気に入り、目覚まし曲としていたことがあり

It’s You or No one (課題曲)

次回のクラスの課題曲はこちら💁‍♀️ It’s You or No one です。 どんな状況があっても、日課ややるべき事がある!というのは本当にありがたい事です。 写真は↑いつもの窓からの夜景ですが、6/19はジューンティーンスという数年前から新しく加わった祭日で、奴隷解放記念日でこの色のコンビネーション(赤と緑と黒)が象徴しています。 この曲はBarry Harrisのクラスに行き始めた初期の頃に習った曲で、当時は楽譜も無くて、曲の歌詞を読み上げてそれを書いて見ながら歌

和楽器でジャズの練習

ほぼ3か月ぶりにジャズ部の練習でした! のんびりしてる私たち^_^ 私は三味線をやるのですが、その仲間達とジャズ部を結成してライブ活動をしています。 仲間達とは、三味線の兄弟子2名と篠笛奏者1名、そして私がヴォーカルの4名編成で、 「ジャズ部」と言うのがバンド名です。 三味線では師範を持つ大先輩の兄弟子ですが、 ジャズでは平等ね、 なんて思ってたらジャズもめちゃくちゃ詳しかったです。さすが! この日の練習曲は、 Fly me to the moon  Sway  I’

最後の夏休み2023〜大江千里さんの “Class of '88” Album Release Live @Birdland

日本からアメリカへ帰る日が近づいていた4月15日。 大江千里さんのTrioライブがNYで行われると言う嬉しいお知らせが入って来た。コロナ後、初めてのBirdlandだ。 2020年の1月を最後に、その2ヶ月後にNYCはロックダウン。 あれから3年半の月日が経ち ライブが復活する! お知らせの翌日に実家を後にし、帰る前に坂本龍一さんが音響監修を務められた109シネマズプレミアム新宿へ、追悼公演として上映された『Ryuichi Sakamoto: Playing the Pi

地方のバンドが関東で満席のライブをした物語

瀬戸内を中心に活動すピアノトリオAlter Egoが、東京のライブ会場を満杯にした実際の話を、chatGPTの力を借りて、事実に基づくフィクション風な小説に纏めてみました。 実際のライブ映像もありますので、時間のある時に読んでみて下さい。 ___________________ 「関東コア60物語」 第一章 6月10日、Alter Egoのライブが、4年ぶりに東京で開催されることとなった。 このイベントは「関東コア60」と題され、関東エリアの方をエゴの熱心なファンを

7インチ盤専門店雑記277「グリーン・ドルフィン・ストリート」

「On Green Dolphin Street」と表記されることもありますが、元々は「Green Dolphin Street」、ブロスニラフ・カぺルとかブロスニラウ・ケイパーとかいろいろに表記されるポーランド人が作曲したものです。元はネッド・ワシントンと言う人が書いた歌詞もあった1947年のポピュラーソングです。大地震を背景にした映画『大地は怒る(グリーン・ドルフィン・ストリート)』のために書かれたということですが、1958年にマイルス・デイヴィスが取り上げてジャズ・スタ

FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 090:7インチ盤で聴くブルーノート特集

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise- 第90回(2023年月6月16日(金)20時~ (再放送:6月18日(日)19時~) 清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。 全曲アナログ・レコードでお届けします。可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。 サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。 今週は7インチ盤で聴くブルーノート特集です。有名音源ばかりですが、これがやはりLPと