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コミュニケーションデザイン知見まとめ

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コミュニケーションデザイン・イラスト・リブランディングなどの知見をまとめていくマガジンです。noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.talen…
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記事一覧

マーケターはDE&Iにどのように向き合うべきか?

耳にすることが増えてきた言葉「DE&I」 DE&Iは、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンの略。 社会や組織での多様性、公平性、包括性を推進する概念です。 最近は、ブランドコミュニケーションにDE&Iの概念を正しく理解して、伝えていくことが求められてきていると感じています。 評価される広告表現とDE&Iの事例カンヌライオンズの受賞作品にもなっている米アップルのショートフィルム「The Greatest」はDE&Iとブランドコミュニケーションの象徴事例です。 職

調整力の本質

UXデザイナーをしていると、戦略レベルの議論から実装中のアクシデント対応に至るまで、多くのフェーズで無数の調整業務を経験します。 今回は、ビジネスパーソンに必須スキルとされている「調整力」を具体化します。 巻き込み力に関係する話も多くあるので、こちらも合わせてお読みください。 調整の本質は、関係性を対立から協力に変えること利害の不一致が発生したとき、調整が必要になります。たとえば、なんらかの事情で納期を早めないといけない状況が発生したと仮定します。 納期を前倒しして欲し

サービスデザイナーによるテキストコミュニケーションのススメ

はじめにこの記事は、パーソルプロセス&テクノロジー(以後PPT)のサービスデザインGでマネージャーをやっている筆者(鈴木照人、あだ名はすーじー)が、普段のテキストコミュニケーションで気をつけていることをまとめたものです。これを読まれた読者の中には「こいつめちゃくちゃ細かいこと考えてんな!?」とか「この人神経質なの!?」とか、思われる人もいらっしゃるかと思いますが、本人はとてもざっくり&大雑把な性格です。あらためてまとめるとこんな感じか?って勢いで書いた感じですので、おおらかな

ビジネスに踏み込み、デザインの領域を拡張する──コミュニケーションデザイナーを束ねる右田祐二へのインタビュー

ユーザーとのあらゆるタッチポイントにおいて体験設計を担い、顧客ロイヤルティの向上を図るコミュニケーションデザイナー。今回はプレイドのコミュニケーションデザイン領域を牽引しながら、チームヘッドを務める右田祐二にインタビュー。 チームを組成するなかで重要視していることや、コミュニケーションデザインと向かい合う姿勢について、その考えや方針を伺いました。 “顧客体験”を軸に幅広い領域を手掛ける──まずは簡単に自己紹介をお願いします 制作会社で経験を積み表現の幅を広げた後、心機一

コミュニケーションデザイナーの裏側を一挙大公開〜RubyKaigi 2024 ドリンクスポンサー編〜

コミュニケーションデザイナー(以降コムデ)のmmitoです✌️ タイトルの通り、現職のB/43を提供するスマートバンクが、沖縄で2024年5月に開催された国際テックカンファレンス「RubyKaigi 2024」でHydration Sponsor(ドリンクスポンサー)を務めました。 そして、私と同僚の@yuki930さんはコムデとしてドリンク提供の体験設計、制作物の作成・入稿などをメインで担当していました。 そんな、RubyKaigi 2024の経験から、遠方カンファレ

クライアントを教育する方法。-クライアントワークでデザイナーができるトラブル防止-

こんにちは。デザイントースト代表のほりです。 今回は、デザイナーさんやコーダーさんのような制作を今後していきたい方やフリーランス駆け出しさんで「もう振り回されたくない!」という方に向けて書いてみました。特にフリーランスデザイナー皆に読んでほしい! ↓感想嬉しい!↓ さて、この記事の元はこのツイートでした。 まずタイトルで「クライアント様に教育なんて!」と思われたクライアントさん、またはデザイナーさん、すみません。ただ、日本ってお客様=神様という意識が強いため、あえてこんな

カンファレンスの”体験”のデザイン -かりゆしウエアの舞台裏- | RubyKaigi 2024

めんそ〜れ!「B/43(ビーヨンサン)」を提供するスマートバンクでコミュニケーションデザイナーをしているゆっきー(@yuki930)です✋ 2024年5月に沖縄で開催されたRubyの国際カンファレンス「RubyKaigi 2024」で、同僚のmmitoさんと共にRubyKaigi 2024カンファレンス全体のデザインを担当させていただきました。 沖縄らしさを表現した今回のビジュアルの制作過程については、せひmmitoさんの記事をご覧ください! RubyKaigiでは、毎年

【リリースまで1ヶ月】 フリーランス向けに"自由のあり方"をテーマにしたマガジンをつくってます!

こんにちは! 個人ユーザー事業部 ファンマーケティングチームの、sun(すん)とanjiii(あんじー)です。 突然ですが、私たち、個人の「自由のあり方」をテーマにしたマガジンをつくってます!(来月6月下旬リリース) 手に取った個人事業主・フリーランスにとって、自由とはなにか?を考えるきっかけになったり、みなさんの旅路を支える"パスポート"のような存在になればという想いから、「pathports(パスポーツ)」と名付けました。 なぜ、マガジンをつくろうと思ったのか?私た

RubyKaigi 2024デザインを担当した話

はいさ〜い!「B/43(ビーヨンサン)」を提供するスマートバンクでコミュニケーションデザイナーをしているmmitoです✌️ 2024年5月に沖縄で開催された「RubyKaigi 2024」。これはプログラミング言語Rubyに関する国際テックカンファレンスであり、今年も世界各国から1,000人以上のエンジニアが集いました。 実は、本カンファレンスのデザインを同僚のゆっきーさんと一緒に担当する機会をいただきました。 このnoteでは、RubyKaigi 2024デザイナーにな

ヒアリングを超えていく、デザインの初期対応

ヒアリングに行くのではない。最初から価値を与えること。これは、プロジェクトの初期対応でデザイナーが取るべき基本的な態度です。 今回のテーマは、デザインの初期対応。その効果的な動き方を紹介します。 デザインプロジェクトのスタートは、他者から依頼を受ける場合と、デザイナー側から提案を始める場合の2つのパターンがありますが、今回はそのうちの「デザイナーが依頼を受けるパターン」について。 初期対応の時点で、デザインの成果の半分は決まってしまいます。それくらい重要なものですが、な

想定を飛び越えるアウトプットが生まれる瞬間こそが、制作の楽しみ

おつかれさまです。こんにちは。みしまです。 電通総研UXDCは、雑談や情報共有もふくめてわりと活発にコミュニケーションをとっています。 おかげでプロジェクトにおける相談や意思決定はとてもスムーズ。なのですが、そういえばメンバーそれぞれのデザイン論や制作論をあまり知らないことに気づきました(いや、他のメンバー同士では話しているかもれない)。 というわけで、noteを口実にメンバーの秘めたる思いやこだわりポイント、デザインの秘訣を掘り下げ勝手に世に知らしめる企画を勝手に始めること

凄い営業資料を作る人、いなくなりがち説

こちらのポストについて、 「めちゃくちゃ本質!」 「現場感の欠如は本当に気をつけないといけない。」 「文字が小さくて読めないよ!」 など、様々なご意見をいただいたので、更に深く考察していければと思います。 キレイだけど売りにくい営業資料ができるメカニズムこのグラフで言いたいことは3つ。 資料のキレイさはどんどん上がるけど、「売れる資料」かどうかは個人の技量に依存する 1人の営業力と資料作成能力を兼ね備えた「職人」が一気にレベルを上げる 職人がいなくなったあともキレイさ

「コミュニケーションデザイナーの現在地〜タイミー×Gaudiy×コンセントのデザイナー5名が語る」イベントを開催しました

こんにちは、コンセントの金井です。 先日、株式会社タイミーさん・株式会社Gaudiyさんとの共催で、コミュニケーションデザイナーの今について考えるイベント「コミュニケーションデザイナーの現在地〜タイミー×Gaudiy×コンセントのデザイナー5名が語る」を、コンセント本社オフィスにて開催しました。 このイベントは、「デザインに向き合う人々が自由に語り合う場をつくりたい」という目的で、コンセントが新たに立ち上げたデザイナー交流会「DESIGN HALFWAY」の企画第一弾とな

これで翻弄されない!デザインフィードバックを成功に導く6つのヒント

はじめまして。 株式会社Rabeeのtotoです🐝 デザイン・EC・マーケティングでの職務経験から得た、働きやすさに繋がるヒントをnoteに記していきたいと思います。 本日はデザインフィードバックを成功に導くための6つのヒントについてお伝えします! お時間の無い方は「チェックリスト」だけでもサクッと目を通してみてください✅ デザイナーの皆さま。 クライアントのフィードバックを受ける際、どのような準備をしていますか? 恥ずかしながら、私がデザイナー駆け出しの頃は「フィー