天職の見分け方
自分の仕事を感謝されたとき、
それを全身で喜んでいる
これはもう天職だと思っている。
天職って
探すものというよりは
ある日全身で感じて
気づくものという感覚がある。
「この人、この仕事好きなんだろうな」
というのが鏡越しでも伝わる
美容師さんに先日出会い、
改めて痛感した。
その時の話を絡めて
私なりの天職見分け方を
書きたいと思います。
「ありがとう」への心のこもり方が段違い
先日仕事で嫌なことがあり
気分転換に美容院へ。
特にしたい髪型もなかったので
傷んでる部分を切ってもらい、
カラーはリタッチだけを依頼。
担当の方はとても丁寧で、
一つ一つ確認しながら
作業してくれた。
だけど、細かすぎる確認に
途中少しイラっとしてしまった。
短く切りすぎることを
心配されていたようだったので
と伝えたところ、
美容師さんも聞きすぎて
申し訳ないと思ったのか
それ以上聞いてこなかった。
終了後、髪を鏡で見たとき、
期待以上の仕上がりに驚いた。
気分転換で行った美容院で
本当に気分が晴れて
とても嬉しかった。
そう伝えると、
美容師さんの表情が明るくなり、
こう言ってくれた。
この時のありがとうは
単なるありがとうではなく
本当に喜んで出てきた
ありがとうであることが
伝わってきた。
こだわってやった仕事
それを喜んでらえたことが
心底嬉しい、
そんな深い表情を感じた。
お客様のありがとうが私のやり甲斐です?
何が得意で何をしたいかも
わからなかった学生の頃、
接客のアルバイトをしていた。
当時はこの言葉の意味が
全く理解できなかった。
もちろん、
「ありがとう」と言われると
嬉しい。
ただ、それ以上でも、
それ以下でもなかった。
お客様からありがとうと
言われたら、
おうむ返しのように
ありがとうございますと返す。
口先だけのありがとうを
繰り返していた。
そんなある日、
偶然のきっかけで
ある仕事を頼まれた。
私なりに一生懸命やったところ
その結果を想定以上に
喜んでもらえた。
その時言われたありがとうに
経験したことのない
感情が生まれた。
相手に喜んでもらえたことが
心底嬉しかったし、
自分がそこまで喜んでいることに
驚きもあった。
もっと喜んでもらいたい
とも思ったし、
「ありがとう」と思ってくれて
こちらこそ心から本当にありがたい
そう思った。
口先で反射的に返す
「ありがとう」ではなく、
心の底から、体全体で感じる
ありがとう。
先日の美容師さんを見て、
その経験がよみがえった。
仕事って、いくら好きで
やりがいを感じていても、
嫌なこともたくさんある。
むしろ嫌なことの方が
多いかもしれない。
だけど、瞬間、瞬間に
相手に喜んでもらえて、
それを全身で喜べるのなら、
それはもう天職なんだと思う。
数多くの美容師さんに
出会ってきたけれど
こんなに余韻が残る人は
初めてだったので、
記録しておきたくなって
書きました^^
全身でありがとうを感じる
仕事に出会ったことが
ない人もいるかもしれません。
でもきっと、
誰にでもあると
私は信じたい。
自分に合う仕事って何かな?と
迷う時は
全身でありがとうを
感じているか
これを1つの指標にしてみて欲しいです。
ぜひ、あなたの天職見分け方も
教えてください^^
この記事が参加している募集
サポートいただけると、とても嬉しいです^^