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子宮頚管無力症になりました⑩終


解除術後、出産

医師からの説明では改めて糸が残存してしまったことと
解除術の刺激でそのままお産に移行する可能性があると言うことでした。

私の場合、術後にお腹の張りがあり
子宮口がすでに4㎝程開いていました。

しかし36週5日経過しており、お産となっても助かる可能性が高いだろうとの見解で経過観察となりました。


そして…
無事、術後1日で尿道留置カテーテルが抜けて歩行もできたため退院となりました。

退院前に医師から説明がありました。
体内に糸が残存していることを紹介状に書いています。また、次もし妊娠を考えるならシロッカー(子宮頸管の上の方を縛る手術)はやめておいた方がいいと思います。抜糸が余計にしにくい可能性があるので…。そして次に妊娠することがあっても張り止めの薬のリドトリンは避けたほうが無難です。そのことも紹介状に書いておきます。
と言われました。



その後、総合病院の紹介状を持って元々受診していた個人病院のクリニックへ行きました。

個人病院の医師の内診台での診察があり
ん?なんだこれ…?あ、残ってる糸か。
子宮口が開いてきて糸が抜けやすくなってきたみたいだね。
抜いてみるね。
と言われ、体内に残っていた糸はあっさり抜けました。

その時抜けた糸を確認したのですが
糸の太さは輪ゴム程の大きさで想像よりも太い糸でした。

糸が抜けてホッとしたものの
手術操作の際に少し傷になっていたようで抜糸に出血していました。
出血はそのまま経過観察となりました。


その後数日経過し、37週頃に陣痛がきました。
コロナ禍で立ち合い出産などはできませんでした。

抜糸後の傷口の痛みが残ったままで陣痛がきてしまい、
陣痛と別に傷口が開く痛みがあってお産の間ずっと痛いと叫んでいました。

その後、子宮口8㎝の時点でお産の進みが悪くなりました。
ひたすら痛みと戦い、ふとした時に体を起こして体制を変えたところ
急激にお産が進み第1子が産まれました。
産まれて産声を聞いたときは本当に安堵しました。

第1子は低出生体重児で産まれた直後に呼吸がゼーゼーと喘鳴という症状が出ていたので
1日保育器に入ったものの
その後は順調に経過し無事退院となりました。

お産から約2年半経過し
今第1子は病気もせず元気に走り回っています。

妊娠出産は奇跡だということを教えてくれた子と共に
これからも懸命に生きていきます。


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