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ぼっち在宅介護 『脱水』をドライフラワーから学ぶ②

暑いですね。暑い、熱い、あつ〜い!

昔、母に言われたのを思い出します。
「暑いと思うから暑い」
「寒いと思うから寒い」

気のもんと言えば気のもんかもですが、ここ数日の暑さは尋常じゃないですよね。
体の水分が全部持っていかれる感じさえします。

時間ができたら、畑仕事を、庭仕事を、と思いますが、それもキケン…
昨日は、とうとう水やりをサボりました。。。
庭っ子たちは、耐えてくれてますけど…
今朝、サボったことを後悔しています。
そんな時は、読書か、noteか、修繕か、リース作るか?


そんなこんななんで、

『脱水』をドライフラワーから学ぶ

の続きを書くことにします。


先日いただいたアジサイ、バケツにつけていましたら、バケツの水が傷み、水に使っているところから傷んできていまして、慌てて水からあげたんです。

茶色い部分から腐りはじめていました
挿木用の枝も萎れ、腐りかけてました。


慌てて水を捨てて、
花はトレイにあげて茶色い部分をカットし、
挿木枝はきれいな水に入れなおしました。

傷んだところは、水の中でカット

はて…
花材も挿木枝も持ち直すかなぁ…と思ってましたらば、なんとかなんとか間に合ったようで…
翌日には、こう!

息を吹き返した!

挿木は無事に復活できました。

ま、オヤジで言う、点滴が間に合ったというところでしょうか。

挿木してみました
挿木、間に合った様子

なんとか根がつきますように。


さて、、、
ここ数日、大変暑いし、外仕事ができません。なので、花材を片付けるためにリースを作ってしまおう!と、
楽しみにとっておいた、うちの白のアナベルをリースにしようとしたら、、、
全く出来ません。。。

乾き過ぎて、花びらがちるだけ
まったくまとまりません


写真のように、全くまとまらず、パリパリとくずれていくので、リースにならないのです。

ローズマリーでも無理だった

枝物ならまだマシかと思って、水揚げしていたローズマリーを使ってみましたが、ローズマリーも暑さで傷みが激しく、枝も傷んでボキボキ折れるし、葉っぱも茶色く変色していて、思ったようにはいきませんでした。


リースって、湿度との関係が大事なんだなぁ…と。ほんの数日前まで、いい感じのしなりだったのに…急に、パキンバキン…


よく観察してみますと、、、


白のアナベルの枯れ色

アナベルの茎?枝?は、かなり細く、花びらも薄いのです。繊細でした。一気に乾くのも仕方ないなぁ〜って感じです。


額アジサイの茎?枝?はちょい太い


同じ日に水揚げした額アジサイは、少々太いのです。ちょっと頑丈ぽい…の代わりに、バキ!っと折れそうです。


要するに、私のリースの作り方だと、リースの輪っかに花をそわせるように重ねていくんですけれど…
水分が飛びすぎると、沿わせるしなやかさがなくなり、脆くなると言うことです。

太ければ太いほど、乾燥するまでは時間が稼げるけれど…乾燥しきってしまうと、内部を締め付けて圧迫し、固くてバキッという結果になるということ…


『脱水』をドライフラワーから学ぶ ①の時の、バケツをひっくり返したほどの雨は、実は、彼らに良いしなりをくれていたという事がわかりました。

とりあえず、乾き切った子らは…スウァッグかなんかにしようかなぁ…
風呂場に吊ったら違うかしら…など思ったりしながら、、、ふと、思いました。


水を急に与えられて、
高温で蒸され…吊るされ…真夏の風に乾かされて…

花は何を思うのだろうか…と。
勝手に、来年の樹型のために、カットされて…
きれいに花びらが開いたまま乾いていく…

喉が渇いたなぁ…
あ、水だー!
あれ、蒸し暑い、水が傷んできた、美味しくない。
あっ、出してくれたー!
あれ?風がある!でも、暑いな。
ぁぁぁぁ、喉が渇くような、、、
でも風が…暑い…
ぁぁぁぁぁぁぁぁ〜
なんか、ボーッとしてきたなぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁ…ぁぁぁぁ…


(私が花になると儚さがない…)


ちょっと、人間の、嫌、私のエゴを感じますね。。。
きれいな時を切り取ろうとする傲慢さ…
勝手だなぁ…

剪定クズをアップサイクルしているフリして、何だかなぁ…


でも、学びが実にあることに気づけた気がします。

話は飛びますが…
人間の血管にも言えると思うのです。

細いモヤモヤして見える血管は、水分が途切れたらパリパリと簡単に道が消えます。
大事には至りません。が、脳から確実に消えた事実は残ります。

これが、私らくらいの年齢からの小さな気づかない脳梗塞みたいなもんでしょう。

でも、主要な大きな血管を残すための自衛です。


で、大きく太い血管が乾燥したらば…代替えは聞きません。パン!と破裂したり、しなやかさのなくなった膜が裂けたり…
一気に大きな亀裂を生みます。身体にも、大事が起こります。

そこまで乾燥するということは、脳は緊急事態を発令していて、人体や脳が耐えられるように、気を失わせるか、、、せん妄になってアドレナリンを全開にして、『生命維持』に努めるんじゃないかなぁ…という気がしてきました。


水分が少なるなると、
不安になったり、イライラしたりするのは、
自己防衛なのかもしれません。


花だからいいとか、
人だから大事とかではなくて、

花は、散る時を知っているし、自然には抗わないことも、抗わせる人にも応じる懐の深さや強靭な根茎葉を持っていて、
すんなり「あとは頼んだぜ」なんて終わりをすっと受け入れられるということかなぁと思いました。

人は、、、
医療という抗う術をもってる割に、ちょっとだけ心が脆いのかなぁ…と思います。持ってるからかなぁ…

いや、
「あとは頼んだぜ」と言う覚悟がないような…

とことん「抗ってやる!」とエネルギーや執着を見せてると思いきや、
何と言うか逆に覚悟を決めかねる心の弱さを悟られまいと自問自答してるような…


あ、脱線しました。

『脱水』しますとね、ひどくなりますと、低酸素脳症なるものになりかねないらしいのです。
症状が重くなりますと、脳障害に発展しかねないらしいのです。

記憶障害、意識障害、認知症、指が細かく震える症状が特徴的なミオクローヌス、コルサコフ症候群、痙攣などの症状が出現します。


ここまで暑くなりますと、やはり飲んでも飲んでも水分を取り損ねます。
ボーッとしたり、イライラ攻撃的になって、脳が緊急事態を発動せざるを得ないこともあるかもしれません。


額アジサイの茎のように、外側がキューってしまってきたら、血管も内臓も狭くて苦しくなるし、脳や判断力とかにいいことあるわけがないですよね。


『脱水』
ただ、水が足りないではすまないことがよくわかりました。

花にしろ、人にしろ、タイミングを外したら、なかなか取り返しがつかない状況になるということも実感しました。


たまたまのたまたま、時期も相まって、色々学ばせてもらえて良かったなぁ…と言う感じがします。

季節を見て、また別のリースにチャレンジしようと思います。

この子は…


こうなりました!

ギリギリ水分が飛ぶ前に出来ました!

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