見出し画像

月報(2021年11月)

■ 動物園歌会

 11月。先月末からぽめさんたちと準備してきた「動物園歌会」を月初に開催することができました。初めての試みでしたが多くの方に参加いただき、応募があった歌すべてについて、そして動物園や水族館で言葉を紡ぐことについて縦横に語り尽くすことができました。

 参加して下さった皆さんに感謝するとともに、またこういった形で歌会を開催できたらいいな、と思っています。改めてご縁に感謝です。

■ 霊長類フリーマガジン「【EN】ZINE Re:Boost!!」

 「動物園歌会」開催とほぼ時を同じくして、霊長類フリーマガジン「【EN】ZINE Re:Boost!!」の製本版が完成し、配本を開始しました。

 大変ありがたいことに11月末時点でPDF版の配布は150人以上に達し、大きな熱量が込められた反響も多数頂いています。

 ことし1月から継続的に取り組んできた創作活動がこのような実りを見せてくれて、本当に良かったと安堵しています。

■ 霊長類フリーマガジン追補録「【EN】ZINE Re:Re:Boost!!」

 霊長類フリーマガジンの製本版は配本する際に「ブースター」と総称されるリアクションの提出を条件としていました。

 この「ブースター」としても素晴らしい作品がたくさん寄せられており、多くの人にぜひ開かれてほしいという想いもあって「追補録」としてまとめはじめました。

 11月には第1集をすでにPDF版で配本し始めています。今後も「ブースター」の集まり方を見つつ、余力のある限り綴り続けていけたらいいなと思います。

■ 旅また旅

 11月は多くの旅に彩られた時期でもありました。千葉・鋸山を皮切りに、伊豆熱川、横浜、大阪、そして札幌・釧路へ。いろいろ行きましたね……。

 これらの旅の中では、趣味活動としての動物園・水族館訪問も組み込んでいましたが、それ以上にこれまで自粛期間に会えなかったひとたちと会えたこと、そのひとたちゆかりの場所を紹介してもらえたのがいちばん嬉しかったです。

 ヒト社会に傷つくことがあって動物園・水族館に心の拠りどころを求めるようになってから数年。時間はかかってしまったけど、いま再びひととの関係を切り結ぶことが楽しい、と心から思えています。

■ 文学フリマ

 今月は文学フリマ東京にも訪問しました。短時間の訪問だったのであまりゆっくりはできませんでしたが、自分が入手したかった短歌の同人誌を手にすることができて満足です。まだちゃんと咀嚼できていない部分もあるのでじっくり味わいます。

■  オリーブ色の夢

 11月は、僕にとってとても強い印象を残してくれたひととのお別れも経験しました。ヒヒがだいすきなひと。短歌を教えてくれたひと。天性の詩人だったひと。もう会って何でもないおはなしをすることも、ビーチコーミングをすることもかなわなくなりました。

画像2

 突然訃報を聞かされてから2週間が経ちますが、いまも時々よる起きてしまって、何で急いで行っちゃったんだよ、と叫びたくなることがあります。今頃どこにいるのかな。オリーブ色のヒヒたちに囲まれてあったかくしているといいな。

画像1

 うれしいこと、かなしいこと、色々なことが通過した金色の季節でした。今年もあと1ヵ月。よかった、と言って振り返ることができるように、いちにちもこぼさず駆け抜けていきます。