花嫁と遺灰とピストル

吹き消しそこなった
ロウソクの炎のように
しぶとく留まる
確かな存在感の正体
.
明るみに出るのが怖かった
触れられないと知っているから
.
残る温度だけが
正しさを肯定してくれる
口数の少ない優しさも
今は傍に居てくれる
仲間外れになることを
判っていながら
こんな別れを選ぶなんて
今夜はありえない
.
.
掴まえそこなった
風に舞う木の葉のように
ひとしお恥じらう
静かな放物線の公式
.
終末を訊くのが嫌だった
変えられないと知っているから
.
逃げる速度だけが
正しさを嘲笑してくれる
口数の減らない暗闇も
今は傍に居てくれる
.
ああ
言いたくなかったな
ああ
知りたくなかったな
せめて
.
語る精度だけが
正しさを信頼してくれる
口数の読めない幸福も
今は傍に居てくれる
仲間外れになることを
判っていながら
こんな勇気を捨てるなんて
今夜はありえない
.
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綺麗な寝落ち。罪悪感よりも、先に達成感があり、嬉しくてにやけてしまうような幸福感に、ようやく辿り着けたような安心感。

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