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一夜明けないと
言葉にできないと思った
新鮮さとはまた違う
人肌の想いの丈が
新品のボールペンのよう
今になって出てくる
.
気の利いた話はできなくても
血が通った物語であれば編める
子守唄だと思って聴いて
.
また世界は二つに割れた
細胞が分裂するように
どんどんと増えていった
その一つ一つの世界が
懸命に息をするから
蔑ろにはできなくなって
もう既に一杯の懐に忍ばせる
.
.
一度止めないと
余裕が持てないと思った
誠実さとはまた違う
優しさの種類のタグが
ラジカセのチューニングのよう
巡り巡って合わさる
.
手を焼いたとまではならなくても
知らなかった後日談となれば変わる
違うものだと思って読んで
.
また世界は二つに割れた
細胞が分裂するように
どんどんと増えていった
その一つ一つの世界が
懸命に息をするから
蔑ろにはできなくなって
もう既に一杯の懐に忍ばせる
.
.
すっかり冷めきった浴槽の水に
またお湯を注ぎ足すくらいならば
もうシャワーでいいや
.
また世界の一つを捨てた
丁寧に分別するように
段々と増えていった
その選ばなかった世界が
真っ直ぐに目を見遣るから
知らぬ顔などできなくなって
今まさに一切合切から手を離す
.
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高知でも、桜の開花宣言があった。近所の公園の桜の木たちも、枝の先に蕾を大きく膨らませていて、遠くからでもその賑わいの気配を感じられる。この花が満開になる頃には、少しでも明るい春でありますように。

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