掃除と煙草

心の中なんて
誰にも見られやしない
況してや自分さえも
.
詳しい場所だって
知らないけれど
小さな音が
カランカランと鳴る
その辺りだと思っている
.
どれもこれも詰め込み過ぎて
丸々と膨らんでいたり
雑多な内容に整理も儘ならなくて
殆ど手付かずのままだったり
まるで今の自分の部屋と
似ているような気がして笑えた
.
そろそろ掃除を再開しようと
煙草を消して部屋に戻った
.
.
おもちゃの銃なんて
誰にも判りやしない
漏れなく自分までも
.
隣りの人だって
知らないけれど
何かの弾を
こっそり隠し持つ
その一人だと思えてくる
.
誰も彼も疑い過ぎて
色々と絡まっていたり
便利な一式に頭が追い付けなくて
一つも触らないままだったり
まさに今の自分のことと
重なるような気がして震えた
.
いつもいつも間違え過ぎて
諸々に挟まっていたり
普通の一日を普通に終えられなくて
やっぱり変わらないままだったり
つまり今の自分の中を
見ているような気がして白けた
.
まだまだ掃除に時間がかかると
煙草を持ってベランダに出る
.
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慣れたとまでは言わずとも、これまで何度となく迎えてきた好きなものの最終回。それでもやはり来るものはあって、忘れてしまうものかもしれないけれど、それを暫く大事に抱きしめる。ぎゅっと。

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