誰にも何も
言われない世界
背中合わせで
息をする
.
深い森に棲む鳥の番い
美しい朝を知ってはいても
星空のぞめきは知らない
.
だから囁くように
教え合っては
欠けた余白を埋めてゆく
やがて出来上がった
それが同じではなくても
むしろその方が
嬉しかった
.
.
高い塔に棲む鳥の番い
新しい風を知ってはいても
懐かしい寝息は知らない
.
だから囁くように
教え合っては
消した気配を染めてゆく
やがて出来上がった
それが綺麗ではなくても
むしろその方が
優しかった
.
.
遠い町に棲む鳥の番い
珍しい花を知ってはいても
初めから名前は知らない
.
だから囁くように
教え合っては
好きな形を決めてゆく
やがて出来上がった
それが立派ではなくても
むしろその方が
楽しかった
.
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誰かが、夏も終わりだって、そう言ってくれないと僕はきっと明日も、その次の日もずっと、お別れは言えないだろう。特に好きとかではないけれども。

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