見出し画像

dreamer

まだ誰も知らない名曲を
僕だけは知っている
なのに少し淋しいのは
不思議な夢を見て
迷っているから
.
.
通い慣れたはずなのに
余所余所しいライブハウス
煙った冷気の中
チューニングがずれているのも
悪くないような気がした
.
心臓ばかり震わせる
新しい罪悪感にも
スポットライト
.
まだ誰も知らない名曲を
僕だけは知っている
なのに少し淋しいのは
不思議な夢を見て
迷っているから
鳴った瞬間に消えてしまう
花火のような音楽に
打ちひしがれて
抱きしめられて
.
.
通い合えたはずなのに
空々しい耳のノイズ
黙った夜空の下
ラブソングを口ずさむのも
悪くないような気がした
.
手の平までも赤くなり
この今も痺れているのが
クロノスタシス
.
まだ誰も知らない名曲も
その時を待っている
だから凄く嬉しいんだ
不思議な夢のまま
歌っているから
触れた瞬間に溶けてしまう
アイスのような音楽に
打ちのめされて
抱きしめられて
.
.
帰りの自転車のスピードが
少し速くなったのだって
気のせいじゃない
.
まだ僕の知らない名曲が
どの街にだってある
それは常に眩しいとか
不思議な夢らしく
残ってゆくから
落ちた瞬間に割れてしまう
夕陽のような音楽に
打ち明けられて
抱きしめ合って
.
#20170824s
#ポエっちゃお
#ポエム
#poem
#lyrics
#ssw
#歌詞
#가사
#作詞
#작사
#作曲
#japan
#kochi
#高知
#妄想の作詞
#歌詞のサブスク


気づくと、毛布が肩まで上がっていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?