見出し画像

飴を噛む

降り頻る蒸し暑さから
逃れたくて入る木陰
すれ違う風には
いつかの香り
.
キューブが二つの
カラフルな飴を
一人で二つとも口の中へ
.
ガリッと
舐めるのも程々に
噛んでしまえば
勿体ないとか
何で何でと
問い質されていたこと
ふと思い出して
胸がいっぱいになり
すぐに無くなった
仄かな甘さも
.
.
繰り返す寝苦しさから
逃れたくて浴びるシャワー
垂れ流す泡にも
いつかの香り
.
チューブが幾つか
あの人の分は
捨てられなくてまた棚の奥へ
.
しれっと
泣けるのも滔々と
濡れてしまえば
見つからないとか
今か今かと
待ち伏せられていたこと
ふと思い出して
全て真っ白になり
遂に無くなった
確かな甘さも
.
ガリッと
舐めるのも程々に
噛んでしまえば
勿体ないとか
何で何でと
問い質されていたこと
ふと思い出して
胸がいっぱいになり
すぐに無くなった
仄かな甘さも
.
#20170824s
#ポエっちゃお
#ポエム
#poem
#lyrics
#ssw
#歌詞
#가사
#作詞
#작사
#作曲
#japan
#kochi
#高知
#妄想の作詞
#歌詞のサブスク

遂に明けてしまった。ああ、夏だ。ああ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?