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Identity Candy

昔話にできるまで
もう少し黙っていさせて
開けてしまった炭酸は
早い内に飲み干して
.
「肌寒い」と
羽織ったタオルケットには
平仮名で書かれた名前
.
Identity Candy
この口の中の甘さは
転がしていると溶けてなくなる
Identity Candy
この日々の中のよすがを
味わってみてもやがて忘れる
Identity Candy
この街の中の私も
繰り返しながら今に間違う
.
.
昔話が終わるまで
もう少し眠っていさせて
尽きてしまった幸運は
近い内に諦めて
.
「つまらない」と
しけったパーラメントなら
何本か静かに折った
.
Identity Candy
まだ口に残るかけらは
泳がしていると判らなくなる
Identity Candy
まだ部屋に残る飾りを
抱きしめてみてもすぐに紛れる
Identity Candy
まだ街に残る気配も
巻き戻しながらそこに収まる
.
Identity Candy
この口の中の甘さは
転がしていると溶けてなくなる
Identity Candy
この日々の中のよすがを
味わってみてもやがて忘れる
Identity Candy
この街の中の私も
繰り返しながら今に間違う
.
.
昔話と決まるまで
もう少し笑っていさせて
冷めてしまった指先は
どうにかして温めて
.
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沢山のお布団が、ベランダで密です。

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