停電

停電して知った静けさ
それは初めて一人きりで
過ごした夜に似ていて
隣り合わせでぞっとした
.
沈黙とは違う
逆に耳を塞ぎたくなる
深い恐ろしさ
.
見つけられないのは
捜しながらもどこかで
見つけてしまいたくないと
そう思っているから
だからこんな突然の出来事に
図らずも目が合おうものならば
どうすればいいのだろうか
.
.
停電して知った静けさ
それはしれっと居なくなった
あの日の夜に似ていて
胸の辺りがぎゅっとした
.
真実とは違う
変に嘘を重ねたくなる
広い恥ずかしさ
.
忘れられないのは
流しながらもどこかで
忘れてしまいたくないと
そう思っているから
だからこんな偶然の導きに
願わずも手が出そうものならば
どうすればいいのだろうか
.
逃れられないのは
笑いながらもどこかで
逃してもらいたくないと
そう思っているから
だからこんな当然の溜め息に
語らずも止まりそうものならば
どうすればいいのだろうか
.
短い停電の間では足りなかった
.
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久々に湯船に浸かって体がほぐれたと思っていた矢先、つい硬いフローリングの床でほんの少し眠ってしまい、プラマイゼロか、むしろマイか。

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