どの解釈

四つ折りの便箋が二枚
とても大事そうに
抽斗の奥の方から見つかる
.
鉛筆で書かれた文字は
折り目の辺りが掠れてしまい
所々で読めそうになくて
結局どういった手紙なのか
判らないまままた仕舞う
.
そんなものが
今も沢山あって
心は重たくなり続ける
.
思い切って捨ててみて
そんな勇気はまだなくて
でももうこれ以上は
詰め込めそうにないから
なるたけ何一つと
持って帰らないようにするだけ
それでも難しいのならば
あるものだけで新しい解釈を
.
.
適当な本棚を買って
本屋さんのように
あいうえお順に揃えて並べる
.
置き場所がなくなる時は
急ぎAmazonか何かを使い
また本棚を買うのではなくて
再び読みたいと思えたとか
選考をして入れ替える
.
そんなことが
なるほど意外とあって
居心地だけよくなり続ける
.
思い立って訊いてみて
そんな度胸はまだなくて
でももう今以上は
責められそうにもないから
それならもう一つと
そっと判らないように泣くだけ
それにも及ばないのならば
ないものよりも何度目の解釈を
.
いつまでもぎりぎりにある
その美しさを見たいと
思う心があるから
.
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砂時計は三分、あの公園の桜はどのくらいかな。
何かを待ってしまうよりも、気づいたらもう、くらいがいいのかも知れない。一つ一つは小さな花なのに、こんなに逞しくて、力強くて、優しいなんて。

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