ぼっちり

言い訳も程々に
逃げるように駆けてゆく
真っ先に話したいと
向かった海沿いの一角
.
声には出さない
聴いてもらうだけ
いつも独り言
.
空は高いでしょ
夜は怖いでしょ
何ともなしにそんなことを
ふと考えるだけの
余裕が今ではあるから
心配しないでね
抱きつけない背中に
白い雲が映る
.
.
淋しさもそのままに
捨てるように落ちてゆく
真っ直ぐに帰れないと
上った高台の坂道
.
顔には出さない
次に逢えるまで
長い暇潰し
.
海は広いでしょ
朝は眠いでしょ
何ともなしにそんなことを
また考えていたら
自然と溢れてくるから
がっかりしないでね
遣り切れない瞳に
跳ねる波が迫る
.
月は遠いでしょ
星は速いでしょ
何ともなしにそんなことを
もう考えなくても
いつかは一つになるから
焦っていないでね
抱きつけない背中に
濡れた頬が映る
.
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vs地球。小さなものだなと改めて思うほどに、だからこそより愛おしくなる。矛盾ばっかりだから、うるさくて、でも好きになる。ばかだな。

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