night loop

夜の三ページ目
手が止まって
進まなくなった
.
夜の三ページ目
上の空で
迷い込んでいた
.
夜の三ページ目
同じ行を
何回も読んだ
.
理由もなく
でもただ
荷物はまとめておいた
.
世界は色に染まりやすい
だからと言って
ことある毎に
洗濯をしたところで
全てが落ちる訳でもないから
お洒落に見えるように
こちらの考えを変えてみる
.
.
夜の三ページ目
また戻って
栞を挟んだ
.
眠気はなく
でもただ
欠伸は止まらなかった
.
心は風に靡きやすい
だからと言って
ことある毎に
詮索をしたところで
全てが判る訳でもないから
尤もらしい振りで
あちらの考えも訊いてみる
.
光は夜に生まれやすい
だからと言って
ここぞの時を
愉しみにしたところで
全てが叶う訳でもないから
夜明けが迫る前に
眠たくなくても眠ってみる
.
.
夜の三ページ目
目を瞑って
続きを浮かべる
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毎朝６時少し前に、一階の真下の部屋から聞こえてくるあなたのギャグ。繰り返すその目覚まし時計を、割と早めに止めて、お父さんは起きてくる。そんな一連の音を聴いて僕はほっとする。
大丈夫だ。今日も朝が来ました。
いつもありがとうございます。そして、これからも宜しくお願いします、殿。