まだ優しい人

原付が走り去った後の
あの匂いが好き
水で薄めたような夕焼け
見慣れた町並み
変わらないものの中に
遂に自分も含まれた
.
らしくある為に
失くしていったところ
.
悲しみに手を振れるほどまだ
優しくはなれないけれど
忘れないでいると
強く望むだけならば
ここからでもできそうと
今は独りアスファルトの上で
暮れてゆく空を見ています
.
.
営みが崩れかけた頃の
美しさが好き
紙を透かしたような似顔絵
合わせた足取り
くだらないものの中で
どんな自分も抱きしめた
.
らしくあるだけで
見えなくなったこころ
.
悲しみに手を振れるほどまだ
優しくはなれないけれど
離れないでいると
強く望むだけならば
ここからでもできそうと
今も独りアスファルトの上で
深けてゆく空を見ています
.
間違いに目を瞑るほどまだ
優しくはなれないけれど
捜さないでいいと
口を噤むだけならば
このままでもできそうと
尚も独りアスファルトの上で
過ぎてゆく空を見ています
.
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小学生の頃、〈学校版〉本の通販のようなものがあった。カタログの中から欲しい本を選んで申し込むと大きな封筒に入ってそれが届く。それが何だか嬉しくて楽しくて、毎回何かを頼んでいたような気がする。でも、ライオン・ボーイも、デルトラ・クエストも、怪談レストランも、ちゃんと読み切ったことがなかったなと、序でに思い出した。
その反動なのか、今はとっても本が大好きになった。

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