読み返したらほぼ不満だけだった

これも自分の悪い癖だとは思うんですけど、100回目の記事書いたら「はい書いたー!終わりー!」で完全にこのnoteの存在を記憶の彼方に二フラムしてましたね。

先日僕がですね、毎日の日課の電子の海での波乗りといいますか、ネットサーフィンを行っておりましたところ、このnoteの登録者のIPが割られてしまい、うちの生後10ヶ月になる息子のお小水か、あるいは黒部ダムの放水かよってぐらいに個人情報がダダ漏れになって大炎上みたいな記事読んで「ウケるwいとおかしw」みたいな完全に対岸の火事のスタンスで楽しんでいて思い出したんですよね。「あぁ俺も登録してたわ。」って。あまりにも頭悪そうなエピソードなんで賢そうな言い回ししたら目の前に広がる世界の根源的な信頼性を全く失ってしまった。マジやべぇじゃんってなった。

まぁでも雰囲気でインターネットを楽しんできたんでそもそもIPがなんなのかわかんねぇ。そもそも俺のIP抜いてどうするん?俺の事特定して会いに来るん?言うほど会いたいか?みたいな疑問もあるし。このnote書いてて敵に回してしまう人間がいるとしたら何個か前の記事で手足が手羽先みたいだったって表現された吉田君ぐらいのもんじゃないですか。

じゃあええわ。あんま放置するのもなんか気ぃ悪いわって事で再び筆を取った次第。吉田君が来ても別に構わない。かかってこい。

で、何書こうかってなるわけですけど今ホットな話題と言えばアレですね。そう、僕引っ越すんですよ。32年間市内にへばりつくように生きてきた僕がですね。そしてそれに合わせるようにうちの弟も県外に転勤することになりまして。なんやかんやで家族がいきなりバラバラになる事が決まったもんだから、折角なんでバラける前に家族でどっか行くかみたいなムーブメントが起きて旅行行ってきたんですよ。

このご時世なんでコロナの影響とかも考えて遠出するのも不味いんでね。移動手段はうちの車と実家の車の2台でブリブリと。隣の県のなんか人の少なそうなすげー山の中にあるホテルに計7人ほどで泊まってきましてね。ジブリの世界に出てきそうなくらいの森の中の。静かで厳かでニンゲンカエレとか言われそうな雰囲気の。伝わんねーかな。

部屋も子綺麗でメシは美味いしで、大層満足してさて風呂にでも入るかってなるわけですわ。しかしここでうちの10ヶ月になる息子は温泉に入っても良いものなのだろうかと疑問が沸きまして。ちょっとフロントの若いお兄さんに聞いてみようと思って話しかけてみたわけですよ。新人っぽい。

この兄さんがガッチガチに緊張しているのが手にとるように分かるといいますか。「ここの温泉って乳児でも大丈夫ですかね」的なニュアンスで話しかけたら「はい!!先日こちらに配属させていただきまして!!よくわからない!!」て。

それ聞いて余計に心配になるじゃないですか。たった30文字足らずの言葉の中に元気な返事、謙譲語と丁寧語とタメ語が混ざっている。文法ですら、彼の緊張を抑える事に失敗している。赤さんはもう部屋で体を洗ってあげる事にして丁度風呂に入ろうとしていた弟と久しぶりに一緒に風呂に入ったんですよ。全裸で。

そしたらその大浴場なんですけどね、どこから入り込んだか虫がめっちゃおるんですわ。この手の自然豊かなとこならしょうがないとは思うんですよ。カメムシやらガやらガガンボが窓の辺りに止まっているのはまだいい。初めて見たわ。浴室でバッタが跳ねている姿をね。

僕はですね、虫が滅茶苦茶に苦手でして。もう体洗ってる間もジャンプーしてる間も金持ちの家の庭のドーベルマンみたいな警戒態勢で神経を尖らせながらヤツらの羽音に耳を傾けておりまして。万が一の事があれば弟を生贄に捧げてこの浴場から脱出してやろうと。可哀想な程に縮んでしまったマイサンを洗っておりました。普段はもっと雄々しいんですけども。

そこにバーン!とベテラン従業員らしきおっさんが掃除用具持って入ってきたんですよ。こんなん一言言うしかないわ!って思ったんですけどね。俺も根が小心者かつコミュ障なんで「あの、虫が…」みたいな言葉足らずな感じで。まぁバシッと言ってやったわけですわ。

そしたらおっさん「それは、カメムシの一種です。」みたいな英語の教科書で見たユミだかケンだかの言葉をそのまま和訳したような口調で返してきおったんですよ。驚いた。こいつも緊張しているのか。はたまた昆虫博士なのか。何故俺は今カメムシの一種と仲良く入浴しているのか。

そんな感じで大浴場でスッキリした後部屋の洗面台が壊れている事実が発覚してフロントに電話しても誰も出ないわ、1時間後に繋がったと思ったらさっきの昆虫博士が降臨なさって「これは私では直せません。」みたいなまた英語の教科書のユミだかケンだかパウロみたいな口調で返されるわで平和の使者と言えばハトか俺かみたいな議論がされるくらいにピースフルな性格をしている僕も少々エキサイトしました。まじなんなんあいつ。

色々あれど自然は豊かでメシは美味いし、よく言えば大らかなホテルなんですけども。折角予約してくれた姉にも悪いし昆虫博士が出たぜなんて話は出来ないんで帰る頃には「ここは、いいホテルです。」みたいな口調でパウロになりきったね。


最近は大体そんな感じです。



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