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ノースプレインファームのおいしさの秘密「オホーツクの塩」

ノースプレインファームの直営店、ミルクホール店長の雨宮です。

産休・育休から戻ってまいりました!ミルクホールのつららに怯える日々です(先端恐怖症)

今回は、ノースプレインファームの商品で使う原材料を深堀りしていきます。
主原料のミルクについてのこだわりは過去の記事でも説明させていただいていますが、それ以外にも、厳選した原材料を使っています。


ノースプレインファームの考える「おいしさ」

会社パンフレットからの抜粋になりますが、ノースプレインファームが考える「おいしさ」は2つあります。

1つ目は「シンプル」であること。
自然が生まれながらに持つ味や新鮮さを大切にし、できる限り素材そのままの味を感じられる製品づくりを目指しています。

2つ目は「思い」です。
作り手のおいしいものを作りたいという思い、売り手のおいしく食べてほしいという思い。思いに形はありませんが、私たちはそれをおいしさにとって欠かすことのできない、大切な力の1つだと捉えています。

自然にも、自分たちの心にも誠実にものを作ること。これがノースプレインファームの考える「おいしさ」です。

では、原材料に使用する、塩や砂糖の選択はどうしたら良いのでしょうか。

ノースプレインファームの位置する北海道オホーツクは、食がとても豊かな地域です。できるだけ、原材料も近隣のものや生産者さんの背景が見えるものを使用したいと思っています。同じ地域で作られる食材の組み合わせで、この風土を表現できたら良いですよね。

今回ご紹介する株式会社つららさんの「オホーツクの塩」は、商品名にもついているように、興部町から1時間ほどのオホーツク海に面した町、湧別町(ゆうべつちょう)で製造されています。

塩が味の決め手ともなるこのオホーツクの塩の製法、こだわりなどについて紹介いたします

「オホーツクの塩」ができるまで

オホーツクの塩」を製造しているのは、湧別町の株式会社つららさんです。

創業は大正3年とのこと

元々は大正3年から続く味噌・醬油の醸造を行っていた会社(ホシマルキチ醸造株式会社)でしたが、当時の社長が他界(1988年)し、味噌醸造を継ぐ後継者がいなかった為、分家である”みなみかわ製麵株式会社の代表 南川保則さんが後を引き継いだそうです。

道産原料にこだわり、味噌の醸造に必要な米・大豆は北海道産のものがありますが、塩が無かったことから、試行錯誤の後にオホーツクの塩が誕生。
塩の製造は、2000年(平成13年1月1日)から始まりました。

ノースプレインファームの商品では、乳製品の有塩バターモッツァレラチーズで使用させていただいており、菓子製品にもオホーツクの塩を使っています。

つららさんの塩づくり

数年前に、つららさんにお邪魔させていただいたことがあるのですが、その時に驚いたのが、熱源となる「カラ松」の切り出しから行っていることでした。

圧巻の光景

塩を生み出すパワーまでオホーツクの山々からの恵みを活用。塩づくりには莫大な燃料を使いますが、近場で調達しやすい薪だと燃料費も抑えられるそうです。

海水をくみ取る

塩ができるまでの流れは、海水くみからはじまり、1日目・2日目と海水を煮詰め、3日目でにがり汁が出来上がり、4日目の朝に塩とにがりを分離し、オホーツクの塩ができ上がります。

ミルクホールでも販売しています

塩も季節によって味や粒子が微妙に変化し、冬はにがりを多く含むため荒くなりやすいそうです。

工場長の厚谷様に「つららの塩」ならではの特徴をお聞きしました。

「塩は素材に使ってその価値が分かるものと思います。オホーツクの塩の製造では、サロマ湖より海水をくみ上げております。サロマ湖の帆立をはじめ牡蛎貝・ウニ・エビ等からのミネラル、湖の底に生えている海藻からのヨード分を多く含んだ海水なのでまろやかな塩が出来上がります。」 

塩づくりは海水を煮詰めるシンプルな工程ですが、地域性にこだわり、味も海が豊かなオホーツクだからこその味わいです。

 ノースプレインファームの商品を通して、オホーツクの豊かさも感じていただけると幸いです。 

つららさんの塩を使用した商品はこちら
オホーツクおこっぺ有機醗酵バター 有塩
オホーツクおこっぺ醗酵バター 有塩
おこっぺ有機モッツァレラチーズ
ノースプレインファームのスイーツ

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