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牛乳が苦手だった私がおいしいと思った「おこっぺ有機牛乳」のお話

こんにちは。ノースプレインファームの広報関連を担当している松本です。

photo by 幡野 広志

突然ですが、私は給食の牛乳が苦手でした。
ヌルッとした後味と、鼻に抜ける独特の臭いがどうも…
居残りして飲んだ苦い思い出があります…。

そんな私が、初めて「おこっぺ有機牛乳」を飲んだ時は、そのすっきりした喉ごしと、主張しすぎないさわやかな香りにびっくり。

コップに注いだだけの牛乳を、ごくごく飲めたのは久しぶりのことでした。

今日は、そんな牛乳が苦手だった私が好んで飲んでいる、「おこっぺ有機牛乳」のおいしさの秘密のお話です。

おいしい牛乳は良質な牧草で育つ健康な牛から

まずは大前提。
おいしい牛乳は、健康な牛からこそ搾れるものです。

健康な牛であるためにまず重要なのが、えさとなる牧草。もともとノースプレインファームの土壌はカルシウムを始め豊富なミネラルに恵まれてきました。

これは牧草を育てるのにはとてもいい条件。
さらに化学肥料や農薬を使わず、牛の排泄物の堆肥を使った有機農法でより豊かな土を作り、自分たちの手で牧草を育てています。

そして牛たちは放牧地で、その良質な牧草をおなかいっぱいに食べて成長するのです。

ノースプレインファームの牧草地

放牧(放し飼い)も健康に牛が育つために大切なポイント。主に降雪期以外は、牛たちは牧草地で、たっぷり陽の光を浴びながら、あっちに行ったりこっちに行ったり、思い思いに過ごしています。

運動することで空腹になってよく食べるという好循環が生まれ、足腰も丈夫になり、ストレスなく成長します。

放牧地で自由に過ごす牛たち

搾りたての味を大切に、「低温殺菌」&「ノンホモジナイズ」

搾ったミルクは衛生上の観点から、いくつかの処理・加工工程を経ることが法令で定められています。この時、どのように処理・加工をするかによって牛乳の味に差が出てきます。

まずノースプレインファームで創業以来、採用しているのが「低温殺菌」(パスチャライズ殺菌ともいいます)。

これは、ミルクに含まれる微生物を殺菌するための処理工程ですが、殺菌する際の温度が高温であればあるほど、ミルクのたんぱく質が変性して風味が変化します。

おこっぺ有機牛乳」では、ミルクの味をもっとも損ないにくい「低温殺菌」をしています。

低温殺菌は、高温殺菌よりも何十倍も時間がかかるため生産効率は高くないのですが、「搾りたてのミルクのおいしさと安全性の両立」を大切にし、こだわりをもって続けています。

冷却中の牛乳

もう一つが「ノンホモジナイズ」。
ミルクには、乳脂肪がさまざまな大きさの脂肪球として含まれていますが、この大きさをそろえ、味を均一化するのがホモジナイズという工程です。

現在、流通している牛乳のほとんどがホモジナイズされていますが、「おこっぺ有機牛乳」は、これをあえて行わない「ノンホモジナイズ」製法をとっています。

ノンホモジナイズについてはこちらの記事をどうぞ。

これは、人工的な手を加えることでミルク本来の味から遠のくのを避けたいという思いからです。

自然の味に忠実だから、365日違う味わいが楽しめる

「夏と冬で牛乳の味が違う」

おこっぺ有機牛乳」について、このような感想をいただくことがありますが、これは私たちにとって最高のほめ言葉。

季節によって、もっと言えば、日によって味が違うのは、「ミルク本来の自然な味」に近い牛乳が作れている証だからです。

例えば、長時間放牧されて青々と茂る牧草を食べる初夏〜秋にかけては、乳脂肪分が少なめでサラッと爽やかな味わいになります。

青々と茂る牧草は牛の大好物

逆に、雪が降って牛舎で過ごす時間が長くなり、夏の間に収穫した干し草を食べる冬〜初春の時期になると、脂肪分が高めでコクとほのかな甘みがある味わいになります。

冬の干し草も美味しいよ

さらに、牛乳の色も季節によって変化があり、初夏〜秋にかけては、牧草の色素を反映して黄色っぽく冬〜初春は干し草の影響で白っぽくなります。
このことからも、「おこっぺ有機牛乳」が、ミルク本来の状態に近いことを感じていただけると思います。

夏のミルクは黄色っぽい

自然のままに近いからこその、個性ある牛乳。
牛乳が苦手だった私が自信を持っておすすめする「おこっぺ有機牛乳」を、ぜひ皆さまも味わってみてください。

オホーツクおこっぺ有機牛乳

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