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季節ごとに違う牛乳の味の理由と、創業以来こだわりの低温殺菌について

こんにちは、ノースプレインファーム広報担当の松本です。北海道移住、5年目の夏を迎えたことを記念して、最近ゴルフを始めました。

北海道のコース数は全国1位! 244コースもゴルフ場があります

まだまだ私自身もビックリする方向にボールが飛んでいくほどの腕前ですが、雪が降る前までには、少しでも上手になれれば良いなと思ってます。ゴルフ好きの方、ぜひ牛乳を片手に一緒にコースを周りましょう♪

本日ご紹介するのは、季節ごとに風味が変化する、ノースプレインファームの看板商品「おこっぺ有機牛乳」です。

先日、朝日放送の「朝だ!生です旅サラダ」で山之内すずさんに飲んでいただいてから、商品の問い合わせをいつもよりも沢山いただいております。


夏と冬で風味が違う牛乳とは?

「夏と冬で牛乳の風味が違う」

おこっぺ有機牛乳」について、このような感想をいただくことがありまが、これは私たちにとって最高のほめ言葉。

ちなみに、夏である今の時期。牛たちは長時間放牧されて青々と茂る牧草を食べるため、乳脂肪分が少なめでサラッと爽やかな味わいになります。

青々と茂る牧草を美味しそうに食べています

逆に、雪が降って牛舎で過ごす時間が長くなる冬〜初春は、夏の間に収穫した牧草の干し草などを食べ、牛たちが飲む水の量も減るので、脂肪分が高めでコクとほのかな甘みがある味わいになります。

冬〜初春は干し草をたべるモー

さらに、牛乳の色も季節によって変化があり、初夏〜秋にかけては、牧草の色素を反映して黄色っぽく、冬〜初春は干し草の影響で白っぽくなります。
このことからも、「おこっぺ有機牛乳」が、ミルク本来の状態に近いことを感じていただけると思います。

「自然のままのおいしさ」をお届けしたくてたどり着いた「低温殺菌」

「牛乳って、搾ったミルクをパック詰めするだけじゃないの?」

と、よく聞かれるのですが、乳牛から搾ったミルク(生乳)が商品化されるまでには、牧場から工場に運ばれた後、検査、殺菌、容器に充填、また検査など、いくつもの工程を経ています。

ミルクプラントと呼ばれる製品工場で商品化されます

どの工程も、とても大切なのですが、その中で牛乳の風味にもっとも影響を与えるのが「殺菌」という工程です。

牛から搾った生乳には、環境中の微生物が含まれることがあります。

そのため食品として販売するには、人にとって有害な微生物を「殺菌する」ことが法令によって義務付けられているのです。殺菌をしない「特別牛乳」という規格もありますが、殺菌は人間の食料確保の知恵でもあると考えています。

殺菌することによって、食中毒のリスクが減り、安全性が高められるだけでなく、牛乳の賞味期間を伸ばせるというメリットも。

殺菌方法は、大きく分けて3つあります。

● 低温殺菌(63度以上で30分以上加熱する方法など)
● 高温殺菌(75度以上で15分以上加熱する方法など)
● 超高温殺菌(120~150度で1~3秒加熱する方法など)

この中で、ノースプレインファームでは創業以来ずっと低温殺菌を続けています。

低温殺菌は他の方法に比べ時間も手間もかかり、生産効率が良いとはいえない殺菌方法です。しかし、低温で時間をかけて殺菌することで、たんぱく質の変性が少なく、生乳本来の自然な味に近いまま、人に有害な微生物を無くすことができます。

自然のままのおいしさ」をお届けしたいと考えている私たちにとって、低温殺菌は大切な工程の一つです。

自然のままのおいしさをお届けしたい

ただ、低温殺菌にもデメリットもあります。

低温殺菌により人に有害な細菌などは死滅しますが、超高温などの条件での「滅菌」ではないために、すべての菌を死滅させることができません。そのため、時間や保存環境による変化は高温での殺菌に比べて早く、安心して飲んでいただくためにはどうしても消費期限が短くなってしまうのです。

▼殺菌について詳しい記事はこちらをご覧ください

「自然のままのおいしさ」にさらなるこだわり
「ノンホモジナイズ製法」

生乳が牛乳になるまでの工程には殺菌処理とは別に、一般的に「ホモジナイズ(均質化)」という処理をします。

ミルクには、乳脂肪がさまざまな大きさの脂肪球として含まれていますが、この大きさをそろえ、均一化するのがホモジナイズという工程です。

ホモジナイズの主な目的は物性を均一にすることで、飲むときの味が安定するメリットがありますが、人工的に圧力を加えることで、生乳本来の味からは少し離れてしまいます。

現在、流通している牛乳のほとんどがホモジナイズされていますが、「おこっぺ有機牛乳」は、これをあえて行わない「ノンホモジナイズ製法」をとっています。

ノンホモジナイズ製法なので、時間が経つと上部に「クリームライン」という生クリームの層が浮かんできます。脂肪は水より軽いからで、これは生乳を静置しても同じことが起こります。ホモジナイズをすると、脂肪分は浮力を失い、水分中に分散したままになります。

初めて「おこっぺ有機牛乳」を飲まれた方は、浮いてきたクリームに驚かれるかもしれませんが、これは、ミルクが濃いのではなく「搾りたての生乳の状態」に近い証拠だと感じていただけたらと思っています。

上部にはクリームが

牧場の搾りたての牛乳のようなおいしさを味わってみたい。そんな方にはぜひ「おこっぺ有機牛乳」をおすすめします。自然のままのおいしさを、皆さまのご自宅にお届けします。

▼おこっぺ有機牛乳
https://northplainfarm.co.jp/SHOP/46182/list.html

▼おこっぺ有機牛乳 お得な定期購入
https://northplainfarm.co.jp/SHOP/9001.html
※定期購入商品で「おこっぺ有機牛乳180ml」もしく「おこっぺ有機牛乳は900ml」を選択してください


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