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ポップしなないで最高って話

 七月十二日にポップしなないでがデジタルシングル『暴露』がリリースする。
 ポップしなないでは2015年から活動しており、かめがいあやこ氏の歌とかわむら氏が手掛ける作詞作曲が特徴的で、ポップでキュートな最高のバンドである。語彙力や説明能力が乏しい私にはこの程度でしか表現できないが、もうほんとにすごい。楽しい気分になるので、記事を書くときは結構ポップしなないでの楽曲を聴くことが多い。

 まあその彼らの新曲『暴露』のジャケットをですね、私が大好きなアーティスト、てんぷら氏が描いているのですよ! びっくりだよ。
 真っ赤な背景にぐにゃぐにゃな『暴露』という白い文字、そしてセンターにはアンニュイな表情の女の子。真っ赤なジャージに身を包み、これまたレトロな赤電話を耳に当てている。そんな赤が占める中、スカートと長い髪の黒が良く映える。可愛くも陰があるジャケットは、正にポップしなないでにピッタリだ。まだ楽曲がリリースされていないので分からないが、きっと曲にもマッチしていることだろう。もう楽しみでしょうがない。
 好きな人と好きな人が共同で制作する『暴露』。私得過ぎる。CDが出ようものなら全力疾走でタワレコに赴き、「はあ、はあ、暴露ください……」と、人の秘密に興奮を覚える変態にでもなんでもなるつもりだったが、今回はデジタルシングル。なんとも歯がゆいところだ。公式サイトでてんぷら氏のアートが描かれたグッズが出ることを切に願う。

 私は女性シンガーが好きだ。小学生の時に出会った宇多田ヒカルや椎名林檎から始まり、相対性理論、パスピエ、きのこ帝国等様々なアーティストを聴いた。ここに好きな女性シンガー全てを羅列していくのも無駄なので、割愛させていただく。最近はチョーキューメイや文藝天国、FINLANDS、ラブリーサマーちゃんをよく聴いている。もちろん、ポップしなないでも。
 ランニングをする時にはコレサワを聴く。彼女の等身大な歌詞によって、どうにか痩せようと奮闘する女子大生の気持ちになれるからおすすめだ。私の心にも、どこかにはどうやらそういった乙女的な要素が存在するように感じる。
 また、時間帯や季節によって聴きたくなるものも変わる。春の昼はさとうもかが聴きたくなるし、夜はきのこ帝国が聴きたくなる。夏の昼はSiggy.Jr.が聴きたくなるし、夏の夜はヨルシカが聴きたくなる。枕草子のように、毎季節に合うアーティストを選んで記していける気がする。

 何故私が女性アーティストにここまで固執(?)するようになったかと言うと、既に男性に関して好きな人が確立されているからだろう。何を聴いても、中学生の頃に聴いたThe pillowsやくるりを超えることが出来ない。そりゃ技術的な面では超えているのかもしれないが、私の思春期を彩った彼らはやはり私にとって特別で、最高に格好いい存在として確固たる地位を築いている。男性で刺さるような人に出会うことができないため、消去法として女性アーティストを手あたり次第探っているわけだ。
 ただこれは模索を怠慢しているともいえる。男性でもMOROHAや不可思議/wonderboyは滅茶苦茶好きになれたし、もう少し能動的になってみようかな。
 そもそも音楽に女性だ男性だと分けること自体不毛だし、格好いいものは格好いい。このまま懐古厨や老害になるもの悪くないが、これから何十年と同じアーティストを聴くのも限界があるだろう。それに、飽きて嫌いになってしまったら本末転倒なので、やはり早急に模索していく必要がある。幸い音楽系サブスクは試聴中の曲に関連するアーティストを表示してくれるので、これからは偏見で好き嫌いせず、色々と聞いてみようと思う。

 おっと、かなり脱線してしまったが、とにかく七月十二日が待ち遠しい。是非この記事を見てポップしなないでを聴いてみようと思ったら『ローリンソウル・ハッピーデイズ』や『UFOを呼ぶダンス』から聴いてみてほしい。因みに私の一番好きな曲は『SG』だ。これを機にファンになって、十二日をみんなで待ちましょう。


 

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