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【就活】みなし残業60時間、年間休日105日の会社の働き方

最初に

今日は、学生から相談を受けた内定先の話をしたいと思います。
その学生は某スーパーから内定をもらったそうです。
めでたい話ですね!!
ただ、そこの会社の条件で働き続ける自信がないと不安になっていました。
今日はその会社の働き方を皆さんに共有させて頂きます。


【注意点】


①その会社が働きにくい会社と言うつもりはありません。そして社名を出すつもりもありません。
②年間休日が105日前後の方、スーパーで働いている方はここで読むことをやめてください。気分を悪くされてしまう可能性があります。
③スーパーの業界が悪いと言うつもりもありません。なんなら筆者は職業体験でスーパーを選んだくらいですw楽しかった思い出があります。

前置きが長くなった・・・・本題に入ります!!

諸条件

募集職種 スーパー内での仕事
大学卒 284,097円(基本給+見なし固定残業代60時間相当の 85,813円)
休日 月8~9日の交替制(本人の希望を考慮)年間休日105日
勤務時間 8:00~20:00の間で実働8時間(残業あり)、変形労働時間制あり。就活媒体には記載されていないがHPを見ると(1時間半休憩)

解説

この求人を見た時、どこから触れて良いのか正直戸惑いました( ;∀;)
一つずつ触れていきましょう。

就活写真



【みなし残業60時間】

みなし残業とは実際に月の残業時間が仮に20時間だとしても60時間分の残業代がもらえるのがみなし残業制度。当然、60時間超えた分に関しては別途支給されることでしょう。
ただ、問題なのは社員の平均をとって60時間と決めている点です。
なので
「月の残業時間が今月は4時間だったー!!」とそんなことは普通に考えたらあり得ません。だとしたら会社が太っ腹すぎますw
普通に考えて
「年間少なくても月60時間は残業あります」って言っているようなものです。

年間休日105日(しかもシフト制)

下記の記事によると年間休日105日は、法律が定める最低限の休日日数です。労働基準法第32条では、1週間の労働時間を40時間以内とし、1日8時間働く労働者に対して105日の休日を付与するように定めています。
年間休日105日の算出方法は、下記のとおりです。

1週間の労働時間:8時間×5日=40時間
1年は52.14週
1年間の労働時間:40時間×52.14週=2085時間
2085時間÷8時間(1日の労働時間)=260日(1年間の労働日数)
365日ー260日=105日
年間休日105日では、土日祝日・夏季休暇・年末年始休暇をすべて取るのが難しいため、十分な休養ができず、しんどいと感じることもあるでしょう。スーパーの売上が高い曜日は土日です。出勤のニーズが高いのは土日と考えられます。

参考URL

こちらの会社では土日休みとは記載されていないのでシフト制であると思われます。

もしかしたら土日も希望休とか出せる制度はあるのかもしれませんが社員が全て土日に希望休出せるとも考えにくいです。
※さすがに冠婚葬祭は休めるでしょうが・・・

休憩時間1.5時間

こちらも地味に大きいですね。休憩時間を入れると一日職場に9時間半はいてくださいと言うことになりますからね。
「ちりも積もれば山になる」ってやつです。
また、本当にしっかり90分休めるのかも怪しいです。
※休めていたらすみません(笑)

平日休み

働き方のシミュレーション

一カ月30日、月8日休みの月で考えてみましょう。
出勤が22日。
みなし残業はぴったり60時間で終えたとすると
一日あたりのみなし残業2.7時間(162分)

毎日朝8時出社と想定すると休憩90分と言う手段を使っているため
定時は17時半
そこから162分残業して20時12分に退社。
※残業代はみなし60時間で支給済

友人のAさんは8時~17時のお仕事。
残業は月に合計3時間 ※ここではもはや3時間はないと言っていいレベルなので3時間はカウントしません。
【職場を出る時間】
・20時12分に退社する自分
・17時退社するAさん。

【年間休日】
・年間105日(休みの曜日もシフト制)
・年間126日(土日祝)

相談した学生が選んだ結論

スーパーの業務に魅力は感じるものの
趣味の楽器演奏や恋人との時間も確保したいとのことで悩んだ末、既に別の会社で内定をもらっていたSEの会社に入ることにしたそうです。※この会社のことはまた別の機会にw

その学生の意見としては年間休日はまだ飲み込むことはできたけど
みなし残業60時間がどうしても自分には受け入れられないとのことでした。

筆者の感想

これから就活される皆さんにお伝えしたいことは
「働いてみないとその会社が働きやすいからわからない」
これはそのとおりだと思うのですが
その言葉ばかりをあげ、思考を停止するのは危険です。
求人票や就活媒体の隅から隅までみて懸念点を探しましょう。
プラス材料は明るい話なのでここでは懸念点に特化して話します。

自分がどれくらい
・体の体力
・心の体力
があるのか、やりたいことへの思いや理想と現実も考慮して会社選びをすることをオススメします。

たまたま年間休日105日の会社の話をしましたが、世の中休みが96日の会社も存在しますし、もっと残業がある会社も存在します。
そのような会社で立派な企業は存在します。
たった一度の人生です。「最後はやりたいと思ったことをやる」
これもまた選択肢の一つです。

実際・・・・・
就活される学生の方はそれでもミスマッチが生まれることはあると思います。その時は次のステップを考えましょう。

転職される方はもう、完全に自己責任です。
転職する際、しっかり条件を検討しましょう。

ご精読頂きありがとうございました。
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