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[読書] 思考の整理学/外山滋比古

こんにちは、noriです。

外出自粛も明けて、外でお酒を飲む機会が増えてきました。
飲食店をはじめ、自営業の方とお話する機会が増えたのですが、
やはり国の補助だけではお店を支えきれていない印象を受けます。

こういうときこそ、支えあえたらいいなぁと思います。
具体的に僕が出来ることと言えば、そのお店を使ってあげるということ。
信用で成り立つ時代だなぁ、と改めて感じます。
(理由をつけて飲みたいというのもあります。笑)

さて、きょうはロングセラーのアノ本のご紹介です。

【著書について】

著者の外山滋比古さんは、日本の英文学者です。
正直、まったく外山さんのことを知らなかったので、
wikipediaを参照していただけると確実です。笑


【本著を読もうと思ったキッカケ】

今回ご紹介する本を知った機会は、たしかDAOKOさんのInstagram。
一時期流行っていた#BOOKCOVERCHALLANGE  で紹介されて知りました。
(酔った勢いで買ったので、もしかしたら違う方かも…。)


【本を読んだ感想】

いやー、ビックリしました。
古本を買ったのですが、手にした本はなんと第113版…!
初版は1986年なので、30年以上前の本がいまだに増刷されていることになります。
どんだけロングセラーなの…笑

そんな本ですが、とても昔の本とは思えないほど良い内容でしたので、ご紹介します。

以下2つのポイントが、ロングセラーの要因なのかな、と思いました。


①分かりやすい導入部分

この本の導入は、日本の学校教育の話から始まります。
昔の本ですが、ここでいう学校教育の体制は、今とそう変わってないように思います。

要約すると、以下のような導入です。

―世の中の人間は、おおよそ2種類の人間に分けることができる。
 自力で飛び上がることのできないグライダー人間と、
 自力で飛び上がることのできる飛行機人間、との2種類だ。
 このうち、学校教育では多くのグライダー人間が育っている。

 そして、グライダー人間はコンピュータの登場によって
 役目を奪われる可能性が高くなってきた。
 だからこそグライダー兼飛行機人間になるべきだが、
 そのためには何を心掛ければいいか?


いやあ、魅力的ですねぇ。
学校で公式を使うことはあっても、公式の導き方や活用法は滅多に教えてくれません。
これが著者のいうグライダー人間であり、学校が育てる人材です。
その人材が、コンピュータに取って代わられますよ、ということです。

ここで危機意識を持てる人だけ、この本を読む必要があると思いました。


②整理された文章

普段あまり意識することは無いのですが、
この本は『読みやすいな~』と明確に感じる文章でした。

ちなみに、サブタイトルは謎なものが多いと思います。
ただ、その章を読むと、その意味が分かります。

百聞は一見に如かずということなので、
実際に読んで確認してみたください。笑


【著書情報】

題名:思考の整理学
著者:外山滋比古
出版:ちくま文庫



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