大学生の息子たちに伝えたいこと あらゆることをふるいにかける編
今月で、55歳になりました。
今週、今勤めている会社から、試用期間2ケ月目にして不適格でクビと言い渡されました。
理由は、今時のツール、グーグルフォンやセールスフォース、スプレッドシートやグーグルクラウド、Slackなど諸々を使いこなすのに時間がかかりすぎるという理由でした。
いやー、久しぶりに片道1時間半かけてビジネス街まで通勤していたのですが、お初のモノたちに更年期の頭は適応しきれませんでした。
しかも、皆さん、新しいツールを感覚的に理解できるのか、マニュアル渡されて、分からないところはネットで調べて、それでもダメなら訊いて下さいね以上なのです。
隣の人からチャットが飛んでくるし、担当業務の膨大な過去の動画やログを視聴しなきゃいけないし、ミーティングはZoomで全て録画されているし。
私、努力して早く身に付けようとする必死さが足りず、少しずつ慣れていけばいいかーとノンビリしていたのがいけなかったようです。
思い返すと、今まで、したくないことを頑張って身に付けようとか、好きでもない人と仲よくしようとか、したことがなかったことに気が付きました。
10代の頃から、私は、「コト」「ヒト」「モノ」「場所」「時間」「思考」「感覚」「概念」など、常にふるいにかけて取捨選択をしてきました。
ふるいの中に、たくさん残すと重いので、できるだけ目を粗くして、どんどん下に落としてきました。
人生初、落とされる側に回ってみて、その衝撃を味わいつつ。
何事も経験だと、負け惜しみを言っている自分もいます。
若い頃ならいざ知らず、まあ、この年になったら、あえてしたくない努力をしてまで変わらなくていいんじゃないかな、いいよーと受け入れてくれる楽な道に行っていいよね、神様。
というわけで、令和バリバリな会社はやめて、平成か昭和の香り漂うトコに行こうと、絶賛就活中です。
バブル時ほどでなくとも、人手不足の今、引く手あまたに感謝しつつ、来週の面接のために、今履歴書を書いています。
履歴書書くとこが、前時代的だけど、そういう会社の方が私に合っています、きっと。
人生には無限の選択肢がある、戦う武器を手に入れて、進む道は自分で選んでいきたいです。