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大学生の息子たちに伝えたいこと 人の靴を履いてみる編

40代で、とある講座を受けた時に、講師の方に言われました。

「あなたは、エンパスですね」

…エンパス?

人生で初めて、聞いた言葉でした。


調べてみると、「エンパスとは、他人の感情やエネルギーを非常に敏感に感じ取る人」と定義されていました。

特徴として、「相手の感情が直感的に分かる、感情の起伏が激しい、一人の時間が絶対に必要」とあり、自分が当てはまりすぎて、エンパスだと納得しました。


小さい頃からの様々なことも、腑に落ちました。

家族、祖父母、おじおば、近所の人たちからの愛情をめいっぱい受け取っていたこと。

思春期の頃、クラスメイトとの接触がしんどくて、学校でひとりで過ごしたこと。

大学時代、初めて海外に行き、国内より息がしやすくて自由だと感じたこと。

合コンで、私に好意的な男性がすぐに分かること(2回参加し、どちらも彼氏ができ、2回目で知り合った人と結婚しました♪)。


初対面で、相手が信頼できる人か、私に好意的か、すぐ分かります。

コイツ、合わないなと思えば、高ーい柵越しに慇懃無礼に会話する感じになります。

好悪の情って、以心伝心だと思っていたのです、ずっと。


思い返せば、私はずっと不思議に思っていました。

いじめをする子や、犯罪を犯す人々は、どうして、そんなことをするんだろう。

いじめられている人は、なぜ、抵抗したり、周りに助けを求めたりしないのだろう。

自分がされて嫌なことは他人にしない、天は自ら助くる者を助く、因果応報という不文律を知らないのだろうか?

それとも、自分は、絶対にいじめられたり、搾取されたり、暴力を振るわれたり、殺されたりしないと確信しているのだろうか。

天使のような誰かが、察して助けてくれると信じているのだろうか。

10代の頃、人間に対する不信感から、ごく少数を除いて他人をシャットアウトしていたのは、この辺の疑問からでした。

でも、ほとんどの人は、深く考えないし、感じないし、周囲と同じことをすることで安心感を得るのだと20代になって分かりました。


日本人は、外見も、言語も、教育レベルも、海外に比べれば差異が少ないので、錯覚しがちですが、ひとりひとり、生きてきた道のりも、能力も、心のありようも全く異なる生命体です。

例えば、靴は、同じメーカー、同じサイズでも、別の人の靴を履けばすぐ自分のではないと分かりますよね。@居酒屋

同じ言葉でも、そこに込める意味が全く違うこともあり得ます。

「愛しているから抱きしめる」「愛しているから嫌いと言う」「愛しているから殴る」「愛しているから殺す」

このどれも、愛情の発露です。


目の前の人が大切なら、誠心誠意、心を開いて、コミュニケーションをしてみましょう。

そして、その人の今までの人生を想像してみて下さい。

私は、愛するとは信じて受け入れるということだと思っています。

照れますが、握手やハグも有効ですよ。

人生において、大好き!と感じる人には、めったに出会いません。

ずっと繋がって生きていけるように、最大限努力しましょう。

人生に巻き戻しはないので、後悔しないようにね!












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