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B線TNS日記② 公民館の中のフランス

某月某日 TNSにて

2年ほど前から地域のフランス語サークルに通っている。昨日はその活動日だった。

公民館だよりという広報誌の市民サークル会員募集欄で見つけた。シャンソンの研究もしているというところに惹かれて、すぐに幹事さんに電話をし入会した。

毎月1回、公民館の会議室での活動。フランス人講師(東京の大学に通う留学生)に来てもらい、テキストを使ってフランス語学習をする。

講師が帰った後、有志は残ってシャンソン研究にに取りかかる。毎月一人のメンバーが課題曲のプレゼン担当者となり、歌手や作曲家、作曲された時代背景などの解説をしたあと、メンバー全員で歌詞を1フレーズずつ読んで解釈をする。CDプレーヤーで曲を流してみんなで一緒に何度も歌う。今はマスクをしたまま歌うので大変だ。

昨日の課題曲はこちら  最後まで聞くとめっちゃ怖い歌詞。

私が通うグループのメンバーは10名ほど。平均年齢は60歳を越えていると思う。いや、絶対越えている。私はここでは最年少だ。通訳、在仏40年の帰国者、プロのシャンソン歌手。フランスのグルメや映画が好きでフランス語を大人になってから勉強し始めたマダム達。バラエティ豊かな面子である。年齢や性別、フランス語のレベルもそれぞれ違うけれど、ここではみな対等だ。

時には歌詞の解釈を巡って白熱した議論になる。ああでもない、こうでもないと細かいところで言い合いになることもある。遠慮することなく自分の意見をしっかり言う態度。言える環境。

サークル活動の日、公民館の会議室はフランスになるのだ

年に数回はフランス料理店に集まり、ワインを飲みながらの宴会もする。人生の大先輩たちと話すのはとても楽しいし勉強になる。

仕事でも学校でもない、「フランスが好き」という気持ちで繋がるこのご縁を大切にしたい。

今日のDKB(男子高校生弁当)

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とりごぼうおにぎり弁当







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