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街角の昭和遺産 (河畑 悠)

(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。
   この投稿以降しばらくはあっさりとした内容が続きます。)

 いつも行く図書館の新着書籍の棚で目についたので手にとってみました。

 「平成」から「令和」と元号は塗り替わっても、目にする風景には、時の移り変わりから取り残されているようなカットが残っています。
 そういった「昭和」をテーマにした本を読むというのもちょっと洒落ているようで、本書を眺めながらひとり少々悦に入っています。

 ただ、思いの外、実体験として直接的に懐かしさを感じたものは少なかったですね。
 むしろ、屋上遊園地・靴磨き・質屋・氷屋・おでん屋台・駄菓子屋・チンドン屋・キャバレー等々、こういった商売がまだしっかりと生きていることを改めて知らされ、無責任ではありますが、「まだまだいけるぞ、頑張ろう!」と応援する気持ちになりました。



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