ホーキング、宇宙のすべてを語る (スティーヴン・ホーキング)
小学生のころ、宇宙に興味を抱いていた頃がありました。お小遣いをためて天体望遠鏡を買って、ときどき、家の物干しから月や惑星、二重星や星団・星雲等をみていました。
ということもあり、ホーキング博士の著作は一度は読んでみたいと思っていました。
本書は、氏の著作の中でも分かりやすいとの評判で選んだのですが、やはりほとんど理解できませんでした。
時代を追った宇宙論の流れについては頭にはいるのですが、最近の理論の説明になると、言葉は読めても内容の「理解」には至りませんでした。まあ、物理学の素養がないので当然ではありますが・・・。
とはいえ、興味深い説明・コメントは数多くあったので、その中のいくつかを覚えとして記しておきます。
まずは、現在の物理学のステージについてです。これはホーキング氏の説明を待つまでもなく言われていることですが、二つの基本理論から統一理論への途上にあるとの認識です。
重力についての量子論、いわゆる「統一理論」はまだ確立していませんが、ホーキング氏は、多くのその理論の特徴はわかってきていると述べています。
たとえば、
???・・・一体全体、何のことでしょう???
一生懸命理解しようとしたのですが、やはり私には全く分かりません。(もちろん量子力学も相対性理論もキチンと勉強していないのですから当然ですが、それにしても・・・)
この本が一般書としてベストセラーになるというのは、何ともすごいことですね・・・。
私と同列のように語るのは大変失礼な物言いではありますが、現代の哲学者も「宇宙」は思索の対象外と考えはじめたようです。
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