まんがでわかるデザイン思考 (小田 ビンチ・ 坂元 勲)
(注:本稿は、2019年に初投稿したものの再録です)
「デザイン思考」の活用を業務の中で推進している会社のイベント(カイゼン発表会)でいただいたので読んでみました。
「観察」→「ブレインストーミング」→「プロトタイピング」、そしてこのサイクルを早く回す。それにより “独創的なアイデア” を生み出す創造力を発現できる・・・。
正直なところ、読み終えても、方法論としての納得感は「0」に等しいのですが、やってもいないで批判するのはダメですから、ともかく何か材料を見つけて一度トライしてみましょう。
ただ、サービスやビジネスモデルの場合は、「プロトタイプを作って試してみる」というステップが難しいですね。
プロトタイプをしっかり検証するにはある程度マーケットに出してみる必要がありますが、少しでも世の中に出してしまうと「後戻り」や「変更」がしづらくなります。
そのあたりの “匙加減” が、このメソッドを適用するにあたって現実的なクリティカルパスのような気がします。
あと「デザイン思考」というネーミングも???ですね。
“デザイン”という言葉は「普通名詞」過ぎて、「デザイン」と聞いて抱くイメージが受け取った人によって様々になってしまいます。
そのために、この「思考」を理解させるにあたっては、いったん個々人の勝手な「デザイン観(デザインという言葉でイメージする先入観)」を取り払うという一手間がかかってしまうのです。
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