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カササギ殺人事件〈上・下〉(アンソニー・ホロヴィッツ)

(注:本稿は、2023年に初投稿したものの再録です。)

 以前勤めていた会社の同僚の方が、アンソニー・ホロヴィッツの作品のファンで最新刊の感想を投稿していました。
 本格推理小説の名手とのことですが、恥ずかしながら私はまだ読んだことがなかったので、彼の代表作をまずは手に取ってみたというわけです。

 で、読み終えての感想です。

 【本屋大賞翻訳小説部門第1位獲得! ついに5冠達成! !ミステリを愛するすべての人々に捧げる驚異の傑作】との売り文句でしたが、残念ながら、私には今ひとつ響いてこない作品でした。

 ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、一言でいうと “仰々しい構成” であるが故に “サスペンスに必須のスピード感や緊迫感が感じられない” のです。

 もちろん、斯くいう私の感性も全く大したことはないので、一冊だけで私ごときが何某かの評価を下すのは余りにおこがましいことでしょう。
 せめて、この作家の作品も、もう一冊ぐらい読んでみましょう。それで印象が変わる可能性は十分にありますから・・・。



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