竹人形殺人事件 (内田 康夫)
(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。)
かなり以前に読んだ内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。
ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “浅見光彦シリーズ” の制覇にトライしてみようと思い始ました。
この作品は「第18作目」です。
直前に読んだ「美濃路殺人事件」は15作目なので、間の2作品を飛ばしたことになります。予定外だったのですが、たまたまいつも行っている図書館の書架で本書を見つけたので、こちらを先に読むことにした次第です。
今回の舞台は “越前福井”。
以前勤務していた会社のお客様が福井に本店があったので何度か訪れたことがあります。駅前の「恐竜のモニュメント」はなかなかのインパクトですね。
ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、“越前竹人形” というアイテムを、複数のエピソードに織り込みながらうまくストーリーの全体構成を作り上げた発想力、構成力は見事でしたね。
あと登場人物のキャラクタにも工夫があって、久しぶりによく出来た作品だと思いました。
さて、取り掛かってみている “浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら”です。
次は順序から言えば「軽井沢殺人事件」ですが、飛ばした「長崎殺人事件」に戻りましょう。
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