折れない言葉 (五木 寛之)
(注:本稿は、2022年に初投稿したものの再録です。)
いつもの図書館の新着本リストの中で見つけた本です。
五木寛之さんの著作は今までも何冊も読んでいます。ちょっと前にも「捨てない生きかた」を読みました。
五木さんの考える姿勢については、当然ですが著作ごとに大きく異なるはずもなく、それゆえ、同じころの作品ならばそれほど目新しい気づきがあるわけではないのですが、五木さんの新刊というだけでどうにも手が伸びてしまいます。
本書は、サンデー毎日に連載された「ボケない名言」を書籍化したもの。
「名言」なので、どれもなかなかに興味を惹くものばかりですが、それらの言葉をモチーフにした五木さんの雑感の中から、特に心に 留まったところを書きとめておきます。
まずは、「犀の角のごとく、独りあゆめ(ブッダ)」の項より。
私も、唐突に表われた “絆” ブーム?には、どうにもむず痒いような違和感を感じていたのですが、「自由を求めれば孤独になる」という五木さんの指摘は腹に落ちますね。
もうひとつ、明治期北陸の仏教者高光大船のことば。
なるほど、“見本” ですか、「こういうのも、ありますよ」というサンプルですね。
これなら、私でもひとつの目標にできそうです。
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