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物部氏の正体 (関 裕二)

(注:本稿は、2020年に初投稿したものの再録です。
   この投稿以降しばらくはあっさりとした内容が続きます。)

 このところ新たな史実や史跡の探求が進み、定説とされていた歴史上の事件や文物の間違いが数多く指摘されるようになりました。
 古墳時代から飛鳥期の日本史も、私が中高生のころに学んだ内容とは大きく異なる説が数多く唱えられています。

 本書で説かれている「物部=吉備」説についていえば、当時から何となく疑問に思っていた「豪族吉備」が忽然と表舞台から消えた“からくり”を、素人でも「そうかも」と思えるようなレベルで解説してくれていると感じました。
 私も “吉備” にはある程度の土地勘があるので、なおさらそういう印象を抱いたのかもしれません。



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