負けた子供に親ができること
1. はじめに
先日の日曜日、小学5年生の娘がバレーボールの大会に出場しました。これは年間で最も大きな大会で、6年生たちは特に気合が入っていました。
1回戦は新チーム直後の大会で県ベスト4になったチームが相手でした。
接戦だったものの、みんな集中しており、なんと勝利を収めました。
2回戦も無難に勝ち進みましたが、あと1回勝てばベスト8というところで、疲れが出たのか良いプレーができず、そのまま負けてしまいました。
親である私たちも悔しかったですが、娘たちはもっと悔しがっていました。
2. 試合に負けた子供に対して親ができること
試合に負けた子供に対して、親ができることは非常に多く、子供の成長や自信に大きな影響を与えることができます。
以下は具体的なアプローチです。
(1)感情を受け止める
- 感情の認識と共感:子供の気持ちに寄り添い、彼らが感じている悔しさや悲しさを理解し、それを表現する手助けをします。
「悔しかったね」「その気持ち、よく分かるよ」と言うことで、子供が自分の感情を認識しやすくなります。
(2)努力と過程を称賛する
- 努力の認識:試合の結果ではなく、練習や試合での努力や挑戦を認めます。
「今日の試合に向けてたくさん練習したね」と努力を評価します。
- 成長ポイントを見つける:試合中に良かった点や成長した点を具体的に指摘します。
「あのプレー、とても良かったよ」と具体的に褒めることで、子供は自分の成長を実感できます。
(3)反省と学びを促す
- 前向きなフィードバック:失敗やミスを責めるのではなく、次に活かせる教訓を一緒に考えます。
「次はどこを改善したら良いと思う?」と問いかけ、自己分析を促します。
- ポジティブな学び:負けた経験を次のステップに活かすためのポジティブなメッセージを伝えます。
「次に同じ状況になったら、どう対応する?」と未来に焦点を当てます。
(4)気分転換とリフレッシュ
- 楽しい時間を提供する:試合後にリラックスできる時間を設け、好きなことを一緒に楽しむことで、気持ちを切り替える手助けをします。
「今日は何してリラックスしようか?」と提案します。
- 新しい目標設定:次に向けて小さな目標を一緒に設定します。
「次の試合までにこれを頑張ってみよう」と具体的に提案することで、モチベーションを高めます。
(5)一貫したサポートを提供する
- 長期的な視野を持つ:一度の試合の結果で全てを判断しないようにし、継続的な努力や成長を重視します。
「この経験は成長の一部だよ。これからも応援しているから、一緒に頑張ろう」と長期的な視点を持たせます。
- 継続の重要性を伝える:続けることの大切さを教えます。
「負けることもあるけど、続けることで強くなるんだよ」と励まし、継続の意義を伝えます。
(6)自己肯定感を高める
- 自己評価を促す:子供自身が自分の努力や成果を認識できるようにサポートします。
「自分ではどう感じた?」と問いかけ、自己評価を促します。
- 前向きな自己イメージの強化:子供が自分を前向きに捉えるように支援します。
「君は本当に頑張り屋さんだね」と自己肯定感を高める言葉をかけます。
3. まとめ
親が子供の感情や努力に寄り添い、適切なサポートを提供することで、試合に負けた経験が子供の成長の糧となります。
この全てをやるのは難しいかもしれませんが、一つでも実践することで、子供のためになることを切に願っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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