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夜の花手水に救いを求めて

今日は、仕事で久々に、「やってられへん!!」絶叫案件があった。
一緒に働いてきた人に、何でここまで酷い言われ方をしないといけないのか、そもそもお前の落ち度やろうが、勝手にせえや、何回も人に謝らせて楽しいか、泣いて被害者ぶりやがって、後ろ足で思いっきり砂かけて辞める人やな、どうしてこっちの意図を汲もうとしないのや、のりまきさんに失望したと言われてもこっちははなから希望もってねぇよな出来事だったので詳しくは書けないが、やはり、目の前の相手に泣いて怒られるとさすがの冷酷人間風な私でもしんどい。
こちらの誠意がうまく伝わらなかった行き違いから相手が誤解して傷つくことになったのだが、そもそもの始まりはコロナ禍のストレスが相手を日に日にそのような精神的に不安定な状態にさせていたので、ストレスや不安を抱えた相手のどうしようもない感情のぶつける先にメンタル鬼な私がめでたく選ばれたのだと思う。ことにした。我ながらとても大人な考え方だ。納得はしていない。全くもって。
「そんな不条理な話あります?!のりまきさんに落ち度、何もないですよ!」と事情を知っている1人の後輩がそう言ってくれた。「いやー、私の伝え方が下手やったんやわ。」と一応言った。
人間てのは、些細な言葉に異常に傷ついて、些細な言葉に非常に救われたりするものだなと思う。
とは言え、その出来事がどうしても引っかかって、なぜ私があそこまでみそくそに言われないといけなかったのだろう、と悶々と思い、仕事を抜け出し、コンビニへ歩いた。
いつも仕事中に自分の感情が乱れた時はそうすると決めている。
そして、三ツ矢サイダー(落ち着かせる時はこれを飲むとも決めている)を買って6℃の気温の中、コンビニ前でゴクゴク三ツ矢サイダーを飲んだところで、頭に血が上った人間の熱を冷ますことはできなかったが、ただただ寒かった。
職場に戻り、業務をこなし、バカ話に笑い、ガトーショコラをつまみながら残業もしていたが、それでも「やってられへん」感が拭えなかった。
例えば仕事で腹が立った時はハーブスで高いケーキを買って帰り、電車の中からしめちゃんにLINEするとか、悲しいことがあった時は、入浴剤をウィーンで買ったハーブのむちゃくちゃ青いやつを入れて風呂に入り、20時までに寝るとか、「こういう時はこれをする」というルールを私はいくつか持っている。自己流に編み出したストレスマネジメント法で、これをすれば大丈夫なのだという条件反射を暗示的に用いている。
これ自体の効果うんぬんよりも、これをしなければと思い、それに取り組むことで少し気も紛れるというイニシエーション的な意味合いが大きい。
しかし、色んなパターンを用意してはいるものの、仕事で不条理な目に合ってやってられへん思いでいっぱいの時のルーティンがあまりないことに思い至った。三ツ矢サイダーでは抑えきれないこのやってられへん感…。
ハーブスも短縮営業でやっていないし、やってられへんを募らせながら、帰り道、ふと思い出してあの神社に寄ってみた。


夜の花手水をまた見れたらいいなと思い、夜の神社にひっそりと1人で入ってみると、暗い中、鮮やかに浮かび上がってきた。

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わお。

今回のが1番好きかも。
蜷川美花ワールドみたいな世界観。
今週は、「節分」がテーマらしい。
赤鬼と青鬼の大量発生なのかなと思うと少し笑いがこみ上げてきた。私の心の中の赤鬼と青鬼も絶叫している。やってられへんどー!!と。鬼は外で追い出せる量ではない。
鬼滅の刃を全く見ていないから知らないが、聞きかじりの流行りのワードを何となく使ってみるか。
全集中!何とかの呼吸?!知らんけど!
花手水を見ても全くおさまることのない私のこのやってられへんfeelingは、結局、電車の中からしめちゃんにLINEして、相当な毒舌で裁いてもらい(互いの仕事の愚痴を報告し合い「謝罪文出せ」「慰謝料払え」「私は会社の駒にはならん」等のセリフをしめちゃんから頂戴した)、noteに書き殴り(今ココ)、風呂に入ってさっさと寝ることにした。
カプサイシンの入った燃えるように温まる入浴剤、家にあったっけ?とさっきから気になっている。
こんな日は早く寝るに限る。
鬼は外、福は内。おやすみなさい。
ただの書き殴り文、これにて。



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