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台湾魚紀行(興達港観光漁市)
3年ぶりに、夫の故郷である台南に来ています。
日本統治の歴史があるのに、比較的親日的なアジアの隣国。
街並みや生活の中に、今も日本の残り香が息づいています。
今回は、「興達港観光漁市」(高雄市と台南市の境あたり)に連れて行ってもらい興奮したのでお伝えいたします。
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○シシャモの存在
魚介を揚げ物にする屋台で、やたらと見かけたのがシシャモ。
「寒い地域の魚で、日本では北海道で獲れますが量が少なく高級品。私達が食べる殆どがカペリンという、カナダやロシアなどから輸入される類似品なのに、なぜ?」
と、お魚検定2級の私は気になって台湾夫に尋ねた。
彼は、てっきり台湾で獲れる魚だと思っていたそうだ。そのくらい、日常にある魚なようで。
唐揚げに、甘みを感じる香辛料が振ってあり、ビールがあったら進みそうでした。
○大衆魚虱目魚(サバヒー)の存在感
台湾やフィリピン、インドネシアではよく食べられている魚です。読めそうで読めないこの漢字。あちこちで見かけました。
養殖もされており、超大衆魚。しかも、大体が一次加工されて流通しているようです。
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日本では、魚は頭と内臓を除去方もの、3枚におろしたものや切り身が店頭に並びますが
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こちらでは頭だけ、ハラミだけ、胃袋だけ、皮だけといったものまで売られています。台湾でもフードロスは課題になっていると言いますが、スタート時点ではかなりの利用率です。
ちなみに本体は、多くがすり身になって魚肉団子になり、スープの具にされています。特に台南では、街中でもサバヒー専門店が多く見られます。
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○魚の隅から隅まで食べ尽くす台湾
虱目魚に限らず、他の魚も胃袋、卵、皮まで売られていました。
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注文すると、揚げたり台湾バジルと炒めたりしてくれる。
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魚に限らず、豚や鶏も、全身が料理に使われている台湾。命をいただくところから私の口に入るまでの解体の流れが目に浮かぶようです。食べるってこういうことだなと、新たな気持ちになりました。
帰ったら、魚のロス部分と未利用魚のすり身の研究をしようと思います!
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