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『今ここ』を眺める対話

昨夜、ヒグちゃん(https://note.com/higuchan_aki)と
zoomでじっくりお話しする機会をいただきました。


ヒグちゃんが、私の個別トークルームという企画に申し込んでくれたのです

企画の告知の段階から申し込みたいと言ってくれていて、
用意していた枠が埋まった後にも、話したかった!と言ってくれて。


私は、ことりさんが無料個別相談を始めた時に、
これって私も申し込んでいいのかな?
いや、他に必要としている人に譲った方がいいよね…
と思って勇気が出なくて申し込めなかったから、



こうやって、ヒグちゃんが話したい、と
自分の気持ちをそのまま素直に伝えてくれたことが
とてもとても嬉しかったのです!


ヒグちゃんとは、別の企画で複数人でのお話をしたことはあったけど
二人で話すのは初めてです。

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二人で話す。
しかも、何の目的もない会話。
ただでさえ話すことが苦手な私が、最も苦手としていること。

複数人いれば、自分がしゃべらなきゃ
というプレッシャーは分散されるけど、
二人だったら、自分にかかるプレッシャーが大きすぎる。


二人での会話は、どんなに仲の良い人とでも
必ず緊張している自分がいます。

朝からお腹が痛くなることもあるし、
下手すると数日前から心が落ち着かないこともある。


ちなみに、お仕事の場合は全く疲れないんですよね。

相手の方はお話したいことがあるから私のところへ来ていて、
私はそれを聴く役割に徹することができる。

相手のお話を整理し、相手の求めているものを察知し、
質問があれば答え、相手の方に今必要だと思われる情報があれば差し出す。

目的がはっきりしているから、そちらに向かって進めばよいだけ。
余計な思考に惑わされることもない。


それに比べて、雑談の方向性が定まらない不安定な感じたるや。
自分の足が地についてる感じがしない。
綿毛のようにふわっふわ。

なにより沈黙が怖い。

会話が途切れないように、次に何を話せばよいかを考えてしまう。
気付けば、今日は〇〇と〇〇と〇〇を話そう
と台本をいくつか用意している自分がいる。

そして、これを言ったら相手にどう思われるかが気になるし、
相手の意図に添うように自分がそこに存在できているかどうかが気になって、
話し終わった後、ぐったりしている自分がいる。

もちろん楽しかった気持ちもたくさんあるのだけれど
だいたいの場合は、「疲れた…」が楽しいを上回ってしまう。

だから、仕事モードではなく話すとき、
がんばってる自分が表に出てきて、素の私はいなくなる。

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でも、ヒグちゃんは、
素の私を求めてやってくることが明らかだった。

だって、事前アンケートに、話したいこと何ひとつ書いてなかったし(笑)
(わかってた)

申し込みの理由の「のりことお話ししてみたい」にチェックが入っていて、
話したいことの自由記述欄に

「のりことお話してみたい。で、お願いします!」

とだけ書かれていました。
自由記述欄の使い方よ…(笑)



ただ私と話してみたいと思って申し込んでくれていて、
話したいことを何も持ってこなくても、
ここへ来て一緒にどんな景色が見えてくるのかを楽しみにしてくれている


なんとうれしくて、ありがたいことでしょうか。


私には、meet upの経験があったから、
ヒグちゃんとお話しするのに何も気負いすることなく、
ただの幼稚園児の私で「いってきまーす!」と登園しました


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そして、話し始めて気づけば
あっという間に1時間半オーバー(笑)

もともとヒグちゃんとのお話が40分に
おさまるはずがないと思ってました。


それは、今朝の5分間瞑想でもお話してくれていたように、
瞑想しているような対話でした。


その時の自分の心の動きを大事に感じながら
今ここにあるものを差し出し合う


マインドフルに『聴く』というより、
『心の中に取り入れていく』という言葉がしっくりくるような感覚

自分の中に何が生まれてくるのかを
穏やかな気持ちでモニターしている自分がいる

意識が反れたらそのことに気づいて
ただ、そう思ったんだな、とジャッジせず、そっと戻る


そして、話を聞いて
自分が感じたこと、思ったことを、何も意図せず、
ぽん。
と、そこに差し出す

その感覚が新鮮で、とても面白かった

自分が確かに『今ここ』にいた


これはmeet upの時にも感じたけど、
1対1だと、より注意の対象が絞られているからか、
繊細に丁寧に気づくことができる感覚

そして、別に何のタイミングも計ることなく
流れの中で『今』生まれたものを
自然と差し出せる感覚も心地よかった


何にも逆らっていない



ただ、ヒグちゃんに何かを質問されて、
それに対して、きちんとわかるように説明しよう
時系列だったり、事実や自分の気持ちに間違いがないように
『ちゃんと』話そうと意識した時にだけ、
自分の中で、思考が優位になっている、
と感じた瞬間もまた面白くて


私の思考パターンって、
だいたい何かを伝えようと思った時に
一度にたくさんの情報が同時並列的にブワーッと頭に溢れてしまって
優先順位がつけられず、時系列もバラバラで、
何から手を付けて良いかわからなくなる

でも、会話中に相手をお待たせするのも苦手だから
思いついたところからしゃべっちゃう

すると、あれ?なんか変だな?
つじつまがあってない
自分が伝えたかったことじゃない
ということがよく起こる


話してるうちに何言ってるかが自分でもわからなくなって、
相手にも伝わっているかどうかが不安になって、
何度も失敗してきた過去の自分がひょっこりと顔を出して
『ちゃんと話しなさい』とプレッシャーを与えてきたり、
『それじゃ、わからないよ』とダメ出ししてきたりする

でも、昨日はその感覚すらもモニターできていた
実に面白い

話しながら、「あー、これ、いつものパターンだな」と気づいて
でも、そこに不思議とジャッジは入らず

あはは、私らしい
ま、いいか

伝わったかな?
ま、いいか

ただそれだけ。

そんな自分を楽しめていることが嬉しかったし
自分を見守る視線が温かかった


今回は、私が主催したトークルームに来てくれた形だったけど、
結局はヒグちゃんのマインドフルなあり方が
こういう私を引き出してくれたと思う

瞑想が上手な人と一緒に瞑想すると
いつもより深いところまでたどり着けるみたいな感覚


ヒグちゃん、今回も私に素敵な体験をさせてくれて、ありがとう!


私のnote、自分や自分の身近な人との交換日記みたいになってるなぁ(笑)
ま、いいか、私のノートなのだから。




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